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地銀 住宅ローン金利比較ランキング【2022年6月更新】

地銀を取り巻く住宅ローンサービスの環境

首都圏や関西圏・全国各地の政令指定都市であれば三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行が店舗を多く展開していますが、地方部にはメガバンクの店舗はほとんどありません。そのような地域の金融サービスは地方銀行や信用金庫のような地域密着型の金融機関が提供しています。テレビなどでメガバンクの名前を聞くことはあると思いますが、そのような地域に住んでいる人にとってメガバンクの住宅ローンは選択肢にはなりにくいと思います。

最近は話題になることも少なくなっていますが、2017年11月にはみずほ銀行が東北地方・中国地方・九州地方の住宅ローン事業からの撤退を検討するなど、銀行の業務効率化・リストラが話題になっていました。実際、三菱UFJ銀行、三井住友銀行も人員削減を進めています。

規模が大きくないので報道される機会は少ないですが、メガバンクよりも厳しい立場にあるのがそれぞれの地方で営業している地銀です。地銀はメガバンク以上に資金の活用方法に困っていますし、人口減少や長引く低金利で、収益の低下が経営に与えるダメージは深刻です。さらにコロナ禍をきっかけに、今まで店舗で取引を行っていたシニア層の一部がスマホ取引にシフトするなど、デジタル化が進んだことも地銀の収益を圧迫した要因となっています。

お金の貸出し先に困っている地銀は、住宅ローンを強化したいと思っていますが、地方銀行はその地域に多くの店舗を抱え、銀行員も多く抱えています。1店舗あたりの店舗費や1人あたりの人件費は高額ではありませんが、効率的な経営状況とは言えず、ネット銀行のような水準の住宅ローンの金利を提供することはできていません。

地銀もネット銀行を設立

地銀も防戦一方ではなくコスト削減のために経営統合したり、ふくおかフィナンシャルグループが2021年5月に地銀初のネット銀行「みんなの銀行」をサービス開始といった動きを見せています。(みんなの銀行は住宅ローンサービスには参入しない方針)

地銀は経営統合にまい進

この数年、地銀の経営統合の動きが活発化しています。また政府は2020年11月に地銀同士の合併に一定の場合、独占禁止法を適用しない施行させ、経営統合した地銀に交付金を出す政策を打ち出す法律を2021年5月に成立させるなど、この地銀の経営統合を促進させる姿勢です。

2021年に明らかになった地銀の経営統合としては以下のようなものがあります。

年月経営統合する地銀統合時期
2021年1月福井銀行が福邦銀行を子会社化 
2021年5月青森銀行、みちのく銀行2024年4月
2021年7月フィデアホールディングスと東北銀行2022年10月
2021年12月愛知銀行、中京銀行2022年

2022年6月の地銀の住宅ローン金利動向は?

新型コロナウイルスが経済に与えたダメージは深刻で未だに世界中で経済活動の抑制が続いています。

以下のグラフは過去10年分の長期金利(10年もの国債利回り)の推移ですが、2016年に向けて下落を続けた長期金利はその後底打ちし、若干上昇傾向にあります。

2021年に入り世界的なインフレ傾向による長期金利上昇を受けて、日本の長期金利にも上昇圧力がかかっています。足元で混乱を極めるウクライナとロシアの戦闘も、世界中の物価上昇圧力となりインフレが更に進む要因となっています。そのため2022年になると6年ぶりの水準まで長期金利が上昇しています。とはいえ、下記の10年という長いスパーンでみると、引き続き、歴史的な低水準であることがわかりますね。

長期金利が上昇傾向にあることから、固定金利タイプの住宅ローンが引き続き上昇傾向にあります。メガバンクなどではマイナス金利政策導入以前の水準に戻っています。

長期金利の過去10年の推移

引用;日本相互証券

 

大手地銀の住宅ローン金利比較ランキング

今回は地銀の中でも規模が大きめの銀行の住宅ローン金利や主な付帯サービスについて紹介していきたいと思います。

全ての地銀の住宅ローンを紹介することはできませんが、国内で総資産が多い地銀を中心に住宅ローン金利を比較表にしました。地方銀行の住宅ローンは原則として営業エリアまたは近隣に限定して提供しているため、「●●県の地銀と××の地銀」が競合することがほとんどありません。結果、地域ごとで提供されている住宅ローン金利には比較的大きな差があります。

銀行名変動金利当初10年固定付帯サービス・特徴
横浜銀行年0.415%~
(融資手数料型金利プラン
年0.890%~
(融資手数料型金利プラン
電子契約に対応
千葉銀行年0.625%~
(全期間割引プラン
年1.400%~
(全期間割引プラン
3疾病、11疾病、ワイド団信、がん保障を取り扱い
福岡銀行年0.975%~
(保証料包括型)
年1.250%~
(保証料包括型)
3疾病、がん保障を取り扱い
静岡銀行年0.625%~
(カスタムFLEX)
年1.200%
(住宅新時代)
全疾病保障奥さまワイドに注目
常陽銀行年0.625%~
(ずっとうれしい金利引き下げ(全期間重視プラン)
年1.300%~
(ずっとうれしい金利引き下げ(全期間重視プラン)
七十七銀行年0.875%~
(変動金利コース)
年1.100%~
(当初固定10年金利コース)
西日本シティ銀行年0.775%~
(金利選択型)
年1.000%~
(金利選択型)
京都銀行年0.775%~
(変動)
年1.000%~
(固定)
広島銀行年1.450%~
(当初お得プラン
八十二銀行年0.925%~
(変動金利型)
年1.450%~
(固定金利選択型
群馬銀行年0.775%~
(全期間重視コース
・保証料一括
前払方式)
年1.200%~
(当初期間重視コース ・保証料一括
前払方式)
北陸銀行年0.975%~
(変動金利型)
年1.300%
(固定金利特約型)

地銀 住宅ローン審査は甘いのか?

地銀はメガバンクなどと比べれ住宅ローンの審査が甘いという話を聞くことがあります。まず、都市部と地方部ではすんでいる人の働き方は働き先が大きく異なります。

東証一部に上場しているような大企業で働く人は少ないですし、農業が盛んな地方部であればサラリーマンの割合も低めです。地方部は支出も少なく済みますが、都市部で働く人と比べると収入も少なめです。

そのような違いがありますので、地方銀行の住宅ローンは比較的審査基準が甘めに設定されていることが多くあります。ただし、住宅ローンで儲けを出さなければならない営利団体であることに違いはないので、ARUHIなどが提供しているフラット35と比べると厳しい審査が行われていると考えておきましょう。

地銀 住宅ローンのデメリットとは?

①住宅ローンの融資可能エリアが限られている(選択肢が少ない)

②住宅ローン金利が安くない

③優遇金利の条件が複雑(カードローン・給与振込・クレジットカードや公共料金の引き落としなど)

→地銀の中でもそこそこの金利水準の住宅ローンを提供しているところもありますが、そういったときに注意したいのが優遇条件です。クレジットカードの発行と利用がマストだったり、カードローンの申込をしなければ提示された条件で申込ができなかったりするので注意が必要

 

今、オススメのネット銀行の住宅ローンの金利比較ランキング

メガバンクも住宅ローンを含む非効率的な業務を地方部から撤退して効率化を図っていますので、地方都市に住む人の住宅ローン借り入れ検討先として上がるのがネット銀行です。

ネット銀行は基本的には店舗を保有していないので、「来店不要」で契約できる住宅ローンを提供しています。また、メガバンクが店舗網縮小に動いていますが、そもそも店舗を保有していないネット銀行は、コスト面では最初からローコスト運営の理想形であり、浮いた店舗費や人件費を原資として住宅ローンの金利引き下げにつなげたり、付帯サービスを充実させたりしています。また一方で、skypeやzoomなどでのオンライン相談などにも力を入れているネット銀行もあるため、対面で相談したいというニーズにも応えられるようになってきました。

住宅ローンは小さな金利差でも総返済額に与える影響は大きくなりますので、低金利・付帯サービスの充実では地銀より何歩も先をいっているネット専業銀行の住宅ローンもぜひ検討してみたいですね。

 

住宅ローン変動金利10年固定詳細・申込み
じぶん銀行の住宅ローンHPご確認
(全期間引下げプラン)※1
HPご確認
(当初期間引下げプラン)※1
詳細を見る
住信SBIネット銀行の住宅ローン
住宅ローン(対面)
0.390%
(通期引下げプラン)
年1.070%
(当初引下げプラン)
詳細を見る
住信SBIネット銀行の住宅ローン
ネット専用住宅ローン
0.428%
(借換え・通期引下げプラン)
年1.110%
(当初引下げプラン)
詳細を見る
イオン銀行の住宅ローン年0.470%
(金利プラン)
年0.870%
(当初固定金利プラン)
詳細を見る
新生銀行の住宅ローン年0.350%(変動フォーカス・キャンペーン適用時)年1.050%(キャンペーン適用時)詳細を見る
ソニーの住宅ローン年0.807%年1.150%詳細を見る

。当サイト調べ。
※1 審査の結果によっては保証付金利プランとなる場合があり、この場合には上記の金利とは異なる金利となります。 金利プランが保証付金利プランとなる場合は、固定金利特約が3年、5 年、10年に限定されます。

 

地銀 住宅ローンキャンペーンを紹介

地銀名キャンペーン内容期間
広島銀行MyHome倶楽部(飲食店・施設の割引)無期限
足利銀行がん保障特約が無料付帯無期限
常陽銀行がん保障特約が無料付帯無期限
山口銀行がん保障特約が無料付帯無期限

今、選ぶべき住宅ローンとは?

新型コロナウイルスの感染拡大を受けた金融緩和と財政支出は当面続くを想定され、2022年の住宅ローン金利も現在と変わらない水準が続き、メガバンク、地銀、ネット専業銀行、モーゲージバンクなどが入り乱れての住宅ローン獲得競争が続くと思われます。日本は人口減少など構造的なデフレ要因を抱えたままで当面低金利が続くと思われ、変動金利の住宅ローンを活用することが最もコストパフォーマンスが良いと思われます。その場合、変動金利で低金利を提示している住宅ローンが借り入れ・借り換えの最有力候補になってきますね。

 

【まとめ】ネット銀行と地銀の住宅ローン 変動金利比較ランキング(2022年6月金利)

銀行名変動金利
住信SBIネット銀行年0.410%(借り換え時・通期引下げプラン)
足利銀行年0.675%
常陽銀行年0.625%
横浜銀行年0.415%
群馬銀行年0.600%
池田泉州銀行年0.575%
十六銀行年0.575%
千葉銀行年0.625%
南都銀行年0.775%
京都銀行年0.775%
七十七銀行年0.875%
八十二銀行年0.925%
山口銀行年0.675%~
東邦銀行年0.950%
西日本シティ銀行年0.775%
福岡銀行年0.725%
北陸銀行年0.975%
静岡銀行年0.625%
中国銀行年0.775%

 

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