イオン銀行の住宅ローン審査は甘い?厳しい?(審査基準・必要書類・審査期間)
イオン銀行の住宅ローンの審査は厳しい甘い?落ちた場合の対策は?この特集ページではイオン銀行の住宅ローンの審査基準などについて解説しています。イオン銀行では、金利引き下げキャンペーンやキャッシュプレゼントキャンペーンなどを実施していることが多くありますので、最新金利やキャンペーンの内容は公式サイトで確認するようにしましょう。
イオン銀行の住宅ローンの審査基準について
住宅ローンの審査基準には公表されているものと公表されていないものがあります。公表されている審査基準は具体的に「住宅ローンの商品説明書」に記載されています。それ以外については公式サイトのよくある質問などにも書かれていますが、住宅ローンの審査基準を知りたいと思ったら、商品説明書に目を通すことが重要です。
ただ、商品説明書は難しい専門用語が多くてかなり読みにくいので、読んでもよくわからないという人も多いと思います。このページでは、抑えておきたい審査のポイントをイオン銀行の住宅ローンの商品説明書を引用しながら解説していますので参考にしていただければと思います。
(引用:イオン銀行の住宅ローンの商品説明書)
利用できる人(申し込み条件)
最初に基礎的な審査基準であるどのような人が利用できるかについて確認していきましょう。
申込時の年齢条件は、「20歳以上71歳未満」となっており一般的です。完済時の年齢は80歳未満も一般的な審査基準言って良いでしょう。借入期間は35年以内(後述)ですが、35年での借り入れが行えるのは45歳未満ということになります。団信への加入も必須となっています。
団信への加入はフラット35以外は基本的に必須なのでイオン銀行の住宅ローン特有の条件ではありません。なお、ガン保障・8疾病保障特約を付帯させることができるのは20歳~49歳までなので少し注意が必要です。50歳以上の場合、楽天銀行や住信SBIネット銀行の全疾病保障の利用を検討すると良いでしょう。
なお、イオン銀行では健康上の理由で一般団信の加入できない方向けに加入条件を緩和したワイド団信の取り扱いをしています。
住宅ローンを組むためには団信への加入が原則必須ですので、高血圧、糖尿病、肝炎、うつ病などの病歴、持病がある方には心強い住宅ローン審査対策といえるでしょう。
収入関連では「安定した収入が見込める方が利用できる」と定められていますがやや甘い基準になっていると言えそうです。特にサラリーマンの人の審査基準が甘く定められていて、「6か月以上勤務していること・前年度の年収が100万円を超えていること」の2つの条件を満たせば良いことになっています。転職してから6か月立てば申込できるというのは特徴的ですし、年収制限が100万円以上というのもかなり甘い基準です。
一方で、個人事業主(自営業)はやや厳しい基準になっています。前年度所得に関しては100万円以上とされているので比較的甘い基準値ですが、事業開始から3年以上経過していることは必須条件となっています。
資金使途
ネット銀行の住宅ローン(例えばソニー銀行など)は、中古物件を対象外としているケースがありますが、新築・中古・リフォームなどの使途は問わず幅広く利用できます。
ここで注目したいのは最後の「※」です。住宅ローンの借り入れ・借り換えにかかった費用全般も住宅ローンに含んで借り入れできることになっています。低金利は魅力的だが、借り入れ・借り換え費用が準備できずに諦めていた人にとって嬉しい商品性と言えるでしょう。
借り入れ可能金額・期間
ここは特に解説は不要そうです。一般的な住宅ローンの基準として目を通しておくと良いでしょう。45歳以上での借り入れや古い中古物件だと借入期間を短めに設定しなければならないことがありますので、該当する人は注意しておきましょう。
金利の適用ルールや返済方法について
色々と細かい金利の適用ルールが記載されていますが、それほど特徴的ではありません。上記の説明の大半は5年ルールと125%ルールに関する説明です。5年ルール・125%ルールを詳しく理解したいという人はこちらの特集ページを参考にしていただければと思います。
なお、「宅地購入資金」は先に借り入れしておいて、建物の資金を借り入れるまでの間(最大1年間)返済せずに過ごすことも可能になっています。ネット銀行の住宅ローンの場合、このような対応をしていないことが多いので、注文住宅を考えている場合でも利用しやすい住宅ローンと言えます。
保証料・担保・団信などについて
保証料無料ですし、団信保険料も銀行負担です。審査基準として注意しなければならないようなことはありませんが、「がん保障特約」は0.1%、8疾病保障付は0.3%の金利負担が必要になると記載されています。
疾病保障に金利負担があるのは一般的なことなのですが、auじぶん銀行・住信SBIネット銀行・楽天銀行が疾病保障を費用負担なしで提供していますので、疾病保障の観点ではそれらの銀行の住宅ローンと比べると少し見劣りしています。と言ってもメガバンク・地方銀行などに劣るものではありません。
イオン銀行の住宅ローンの審査は甘い?
イオン銀行の住宅ローンの審査基準は、年収条件などメガバンクなどの住宅ローンと比べて甘い基準になっていると言えます。また、契約社員・派遣社員も利用可能としていますので雇用形態の基準も甘いと言えるでしょう。
住宅ローンの諸費用もまとめて借り入れできるのも、自己資金がほとんど用意できない人でも融資を受けてマイホームを購入することも可能です。
もちろん、だれでも借りられるわけではありませんし、審査結果によっては借りられる金額が低くなってしまう可能性もありますが、イオン銀行の住宅ローンは利用しやすい部類の住宅ローン(ちょっと甘め)と考えて良さそうですね。
イオン銀行の住宅ローンの審査は厳しい?
商品説明書・その他の情報を確認する限り、イオン銀行の住宅ローンの審査が厳しいということはなさそうです。少なくとも、メガバンクとも異なる審査基準を設けていることは確かですし、ネット銀行の住宅ローン審査の方が厳しい項目も多くあります。
住宅ローンの審査は誰でも落ちてしまう可能性があります(たとえ年収1000万円を超えていたとしても落ちる可能性は十分あります)。従って、審査基準が異なる住宅ローンをいくつか選んで申込しておくことが大切なのですが、イオン銀行の住宅ローンの審査基準を確認する限り、イオン銀行はその候補に入れる価値はあると言えそうです。
住宅ローン審査の必要書類は?
イオン銀行の住宅ローンの審査に必要な書類は、「マイホームの新築・増改築時の必要書類」と「建売戸建てやマンション購入時の必要書類」と「借り換え時の必要書類」にわかれています。ご自身の状況に合わせてチェックしておくようにしましょう。
イオン銀行の住宅ローン違いますので注意しておきましょう。必要書類は事前審査のタイミングで用意する必要はありません。事前審査に申し込みながら、平行して必要書類の準備をしておくことで審査期間を短縮できますのでおすすめします。
住宅ローン審査期間について
イオン銀行はネット完結の住宅ローンを提供していますのでインターネットから簡単に申し込むことができます。店舗でも申し込むこともできますが、何度も来店するのは面倒ですし事前審査申込はネットからささっと行うと良いでしょう。
店舗で申し込んでもネットで申し込んでも1か月~1か月半ぐらいはかかってしまいます。できるだけ審査期間を短縮させるには「ネットで事前審査を申し込んで、結果があったらすぐに店舗に行って正式審査を申し込む」です。いずれにしても時間に余裕をもって早めに申し込むことが重要です。
イオン銀行の住宅ローンの審査に落ちたら?
前述の通り、イオン銀行の住宅ローンの審査基準は厳しいとは言えず、イオン銀行の住宅ローン審査に落ちた場合、他の銀行の住宅ローンの審査にも苦戦する可能性が高いと思います。そんな中で有力な検討候補になるのは住宅金融支援機構が定める審査基準で住宅ローンの審査が行われるフラット35です。
フラット35はどの金融機関経由で申し込んだとしても審査基準は共通化されているので、金利・手数料の水準で選べば良く、現時点でおすすめできるのは楽天銀行のフラット35(金利は最低水準・事務手数料も格安)とアルヒのフラット35などです。
フラット35は、幅広い国民が住居を保有できるようにしていくために提供されている公的側面がある住宅ローンです。そのため、一般的な住宅ローンとは異なる審査基準を設けており、イオン銀行の住宅ローン審査に落ちた場合でも、フラット35の審査に通過できる可能性は十二分にありますので、ぜひ挑戦してみてください。
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