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新生銀行のステップダウン住宅ローン(ステップダウン金利)を徹底解説!

2017年11月に登場した新生銀行の住宅ローン「ステップダウン金利」。この商品は借入期間の金利を全期間固定するいわゆる固定金利タイプの住宅ローンで、特徴的なのは返済を続けていくと段階的に金利が下がっていくちょっと珍しい商品です。

2018年1月に30年固定金利・35年固定金利タイプ(=ステップダウンの基準になる金利)を大幅に引き下げたので、魅力が大幅にアップしていたのですが、2018年4月以降、再び金利を引き上げていて残念ながら現時点では魅力が低い商品になってしまいました。

それでは、新生銀行の住宅ローン(ステップダウン金利)の商品性を確認していきましょう。

 

ステップダウン住宅ローン(ステップダウン金利)の概要

金利

契約時に適用された金利をもとに以下のとおり段階的に金利が下がります

1年~10年目:契約時適用金利(当初金利)

11年~15年目:当初金利の90%

16年~20年目:当初金利の80%

21年~25年目:当初金利の70%

26年~30年目:当初金利の60%

31年~35年目:当初金利の50%

事務手数料 162,000円
繰り上げ返済手数料 無料
年齢 借り入れ申込時の年齢:20歳以上58歳以下(完済時年齢:80歳未満)  
借入可能金額 2,000万円以上1億円以下(10万円単位)
年収・雇用形態

前年度年収300万円以上(税込)の正社員または契約社員で就業2年以上(※)

※転職して勤務先が変わっていても間を空けずに就業状態が継続していれば良い

借入期間 21年以上35年以内(1年単位)
団体信用生命保険 加入必須 ※保険料は銀行負担
返済方法 元利均等返済(毎月26日に新生銀行口座より引き落とし)

資金使途や国籍条件などの説明については割愛していますので、詳細は新生銀行の公式サイトにてご確認ください。特徴的な利用条件は、「借入金額が2,000万円以上」「借入期間が21年以上」となっている点です。また、事務手数料が162,000円で固定されています。

事務手数料は住宅ローン業界全体で見れば高くない(むしろ安い)水準ですが、新生銀行の住宅ローンは54,000円を基準として、安心パックを付帯すると+54,000円、安心パックW・安心パックS付帯で+54,000円です。

ステップダウン金利の住宅ローンの場合、新生銀行独自のサービス「安心パック・安心パックW・安心パックS」が付帯せずに162,000円の事務手数料がかかります。そういった点を考慮すると、新生銀行の中では事務手数料が高い部類に位置づけられる商品と言えそうです。

 

ステップダウン住宅ローン(ステップダウン金利)はTポイントも貯まる

金利が段階的に下がっていくのがステップダウン金利の1番の特徴なのは言うまでもありませんが、もう1つ大きな特徴としてTポイントの付与、それもかなり高額のTポイントをもらえるという特典があります。もらえるTポイントはなんと12万ポイント!!毎月1000円×12か月×10年もらい続けることができます。例えば、ファミリーマートでは200円の買い物で1ポイントがもらえるので、ファミリーマートで12万ポイントを貯めようとしたら2,400万円も買い物する必要ぐらいの大盤振る舞いです。

 

2018年6月のステップダウン住宅ローン(ステップダウン金利)の金利

2018年6月のステップダウン金利の住宅ローン(スタート金利)はこのような水準になっています。他の金融機関の固定金利と比較するとやや高く見えます。事務手数料が固定・保証料無料・団信保険料無料を考慮しても、ここまで金利が高いとなかなか利用しようという感じにはならないと思います。なお、ステップダウン住宅ローンの場合、これを基準に金利が段階的に下がっていくことになります。

ステップダウン金利(2018年5月)

ステップダウン金利はオトクなのか?シミュレーション結果は?

次に新生銀行のステップダウン金利が本当にオトクなのか・落とし穴がないのかを比較して確認しておきたいと思います。今回は、借入期間3000万円・借入期間35年・ボーナス払いなしで住宅ローンを利用した場合で比較したいと思います。

比較対象は国内最大手の三菱UFJ銀行、住信SBIネット銀行(ネット専用住宅ローン)、楽天銀行(フラット35)の長期固定(35年)の金利タイプとしています。

三菱UFJ銀行は14兆円の残高を誇る国内最大の住宅ローンですし、住信SBIネット銀行も新生銀行の住宅ローン残高を大きく上回る2兆円を超える残高をわずか10年間で積み上げた実績が示す通り人気を集める金融機関です。また、固定金利の住宅ローンの代表格であるフラット35からは2016年のフラット35実行件数1位(銀行業界)の実績をあげている楽天銀行を比較対象に選定しています。いずれも2018年の住宅ローン業界を引っ張っていく人気・実績・利用者を誇る住宅ローンです。

 

「金利が段階的に下がる!」と言われると、何となくお得な印象がありますが、これら人気の住宅ローンと具体的に比較することで、新生銀行の新商品・ステップダウン金利の住宅ローンが本当にお得なのかを検証できるはずです。

 

住宅ローン総返済額シミュレーション

前提:借入期間3000万円・借入期間35年・ボーナス払いなし・2018年4月の金利を利用

   経過年 新生銀行 三菱UFJ銀行 住信SBIネット銀行 楽天銀行(フラット35)
金利      1年~10年目

1.950%

1.430% 1.320% 1.360%
11年目~15年目 1.755%
16年目~20年目 1.560%
21年目~25年目 1.365%
26年目~30年目 1.170%
31年目~35年目 0.975%
毎月の返済額      1年~10年目  98,610 90,830円 89,233円  89,811円
11年目~15年目 96,587
16年目~20年目 94,832円
21年目~25年目 93,513円
26年目~30年目 92,632
31年目~35年目 92,193円
総返済額 約4,003万円 約3,820万円 約3,752万円  約3,777万円
事務手数料 約16万円 約3万円 約65万円 約32万円
保証料 無料 約62万円 無料 無料
総費用(合計) 約4,009万円 約3,885万円 約3,817万円 約3,809万円

※住宅ローンのシミュレーションは当サイトによるものです。返済金額や総返済額は各金融機関の公式サイトなどで必ず確認してください。(ステップダウン金利は新生銀行のシミュレーションツールで計算)

 

2018年4月の金利で実際にシミュレーションしてみると、新生銀行のステップダウン金利の住宅ローンよりも他の金融機関の住宅ローンの方が総費用で大きく下回っています。特に住信SBIネット銀行のネット専用住宅ローン楽天銀行のフラット35の総返済額が200万円ぐらい少なくなる結果になっています。これではステップダウン金利を選ぶ期にはなりませんね。

 

住信SBIネット銀行のネット専用住宅ローン」と「楽天銀行のフラット35」を選んだ方が圧倒的に有利です。ぜひ、金利設定を見直して欲しいものです。

 

ステップダウン住宅ローン(ステップダウン金利)の注意事項

・金利が段階的に下がるといっても、結局は最初に適用される金利次第(あたり前)。

・Tポイントをもらうためには提携先企業コードの入力が必要です。申込画面で必ず提携先企業コードに「6001」を入力しましょう。

・繰り上げ返済手数料は無料ですが、繰り上げ返済をするとTポイントがもらえなくなります。Tポイントをもらい続けたい場合は、Tポイントがもらえる当初10年間の繰り上げ返済は控えるようにしましょう。

・ステップダウン金利の住宅ローンには、新生銀行の付帯サービスである「安心パックの安心保障付団信・コントロール返済機能」、「安心パックWの家事代行サービス・病児保育サービス」、「安心パックSの自然災害被災時債務免除特約」は付帯しませんので注意しましょう。

 

まとめ

結論。2018年1月に大幅に金利を引き下げたことでかなり魅力的な住宅ローンと言えるようになりつつあったステップダウン金利。残念ながら2018年4月以降に大幅な金利引き上げがあり、現時点ではおすすめできる状態ではなくなってしまいました。

新生銀行は新生銀行だけのサービスがある住宅ローンを次々と提供し、珍しい住宅ローンをたくさん扱っています。そのラインナップに加わったステップダウン金利。今後、金利が下がることで注目を集める可能性を秘めた住宅ローンと言えるでしょう。将来の金利変更に期待したいところですね。

 

今回のシミュレーションに登場した各社の公式サイトはこちら

新生銀行公式サイト

 

住信SBIネット銀行公式サイト

 

楽天銀行公式サイト(フラット35)

 

三菱UFJ銀行公式サイト

 

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