SBI新生銀行の固定金利タイプとは|当初固定・長期固定の特徴と選び方

かつてSBI新生銀行が取り扱っていた「ステップダウン金利タイプ」は、現在は新規の取り扱いを終了しています。固定で借りたい・借り換えたい方は、本記事で解説する「当初固定金利」「長期固定金利(全期間固定)」から選ぶ形になります。
住宅ローンの借り換えを考えるとき、「これ以上金利が上がる前に、毎月の返済額を確定させて安心したい」という方は少なくありません。そんなときに候補になるのが固定金利タイプです。この記事では、SBI新生銀行の固定金利(当初固定金利・長期固定金利)の特徴と選び方を、借り換えの実利という視点で整理します。最新の適用金利・条件は変動するため、最終確認は必ず公式サイトで行ってください。
SBI新生銀行の金利タイプは3つ
SBI新生銀行の住宅ローンは、「変動金利(半年型)」「当初固定金利」「長期固定金利(全期間固定)」の3タイプから選べます。固定金利は「一定期間だけ固定する当初固定」と「完済まで固定する長期固定」に分かれるのがポイントです。
| 金利タイプ | 金利の動き | 向いている人 |
|---|---|---|
| 変動金利(半年型) | 半年ごとに見直し(※5年ルール・125%ルールはなし) | 低金利を活かして返済額を抑えたい・繰上返済を進められる人 |
| 当初固定金利 | 1〜20年は固定→期間終了後は変動に移行(再度固定も選択可) | 子育て期など、一定期間だけ返済額を固定したい人 |
| 長期固定金利(全期間固定) | 完済まで金利が変わらない(固定期間21〜35年) | 金利上昇リスクを避け、返済額を最後まで確定させたい人 |
当初固定金利タイプ:一定期間だけ金利を固定する
当初固定金利は、借入時から一定期間の金利を固定するタイプです。SBI新生銀行の固定期間は1年・3年・5年・7年・10年・15年・20年から選べ、選ぶ期間と事務手数料によって適用金利が変わります。
当初の固定期間が終わると、その後は変動金利(半年型)へ自動的に移行します。希望すれば、その時点であらためて当初固定金利を選び直すことも可能です(金利タイプの変更には手数料5,500円・税込がかかります)。「子どもが小さいうちの10年だけは返済額を固定しておきたい」といった、ライフプランの一時期だけ安定させたい人に向いています。
長期固定金利(全期間固定):完済まで返済額が変わらない
長期固定金利は、契約時の金利が完済までずっと続く全期間固定タイプです。借入期間中の金利見直しがないため、毎月の返済額と総返済額が借り入れた時点で確定します。固定期間は21〜25年・26〜30年・31〜35年から選べ、こちらも選ぶ期間と事務手数料で適用金利が変わります。
「将来の金利上昇をいっさい気にせず、返済計画を最後まで固めておきたい」という方に最適です。フラット35などの全期間固定と迷う場合は、金利だけでなく事務手数料・団信・保証料まで含めた総コストで比べるのがおすすめです。
固定金利の事務手数料・諸費用
SBI新生銀行の事務手数料は、借入金額の2.2%(税込)の定率型が基本です。固定金利では、選ぶ事務手数料のタイプによって適用金利が変わる点も押さえておきましょう(詳細は公式の金利一覧でご確認ください)。
そのうえで、保証料は0円、一部繰上返済の手数料も0円(インターネットバンキングから1円・1円単位で、いつでも何度でも無料)と、固定金利でもコスト面の分かりやすさは健在です。電子契約サービスを使えば印紙税は不要ですが、別途電子契約利用手数料5,500円(税込)がかかります。
固定金利でも選べる団信(保障)
SBI新生銀行は、固定金利でも一般団信(上乗せ金利0円)に加え、がん団信、そして2026年3月2日から始まった全疾病保障付団信(上乗せ金利0円)を選べます。万一への備えを金利の上乗せなしで手厚くできるのは、固定で長く借りる人にとって安心材料です。
なお、かつての介護保障の「安心保障付団信」は新規申し込みを終了しています。現行で選べる団信の最新内容は公式でご確認ください。
固定金利を選ぶ前に知っておきたい注意点
①金利優遇プログラムの対象は主に変動金利:「SBIハイパー預金」開設者向けの金利引き下げ(変動金利を年0.09%引き下げ)などの優遇は、当初固定・長期固定は対象外です。固定金利で借りる場合は、優遇前提の金利と取り違えないよう注意しましょう。
②自己資金優遇は新規借り入れが中心:自己資金10%以上での金利優遇は新規お借り入れが対象で、お借り換えは対象外です。借り換えで固定を検討する場合は、適用される金利を必ず公式で確認してください。
③固定なら「5年ルール・125%ルールなし」のリスクと無縁:SBI新生銀行の変動金利には返済額の急増を抑える5年ルール・125%ルールがありません。これは変動金利のデメリットですが、固定金利を選べばそもそも関係しません。返済額が動かない安心は、固定の大きな価値です。
④2026年は固定金利が上昇傾向:長期金利の上昇を受け、各行とも固定金利は引き上げの動きが続いています。固定で借りるなら、最新の適用金利を公式の金利一覧で必ず確認してください。
こんな人にSBI新生銀行の固定金利が向く
・将来の金利上昇に備え、返済額を確定させて安心したい人
・借り換えで、残りの返済期間を全期間固定で固めたい人
・保証料・一部繰上返済0円や、上乗せ0円の全疾病保障付団信など、固定でもコストと保障の分かりやすさを重視したい人
よくある質問(FAQ)
Q. SBI新生銀行に「ステップダウン金利」はまだありますか?
A. 新規の取り扱いは終了しています。現在、固定で借りたい場合は「当初固定金利」または「長期固定金利(全期間固定)」から選びます。
Q. 当初固定金利は、固定期間が終わるとどうなりますか?
A. 当初の固定期間が終了すると、自動的に変動金利(半年型)へ移行します。希望すれば、その時点であらためて当初固定金利を選び直すことも可能です(金利タイプの変更には手数料5,500円・税込)。
Q. 借り換えで固定金利を選ぶと、金利優遇は受けられますか?
A. 「SBIハイパー預金」の金利引き下げは変動金利が対象で固定は対象外、自己資金10%以上の優遇も新規お借り入れが中心で借り換えは対象外です。借り換え・固定で実際に適用される金利は、必ず公式の金利一覧でご確認ください。
Q. 固定金利でも保証料や繰上返済手数料は無料ですか?
A. はい。保証料0円・一部繰上返済手数料0円は固定金利でも適用されます。事務手数料は借入金額の2.2%(定率・税込)が基本で、選ぶ事務手数料タイプにより適用金利が変わります。
まとめ
SBI新生銀行の固定金利タイプは、終了したステップダウン金利に代わり、「一定期間だけ固定する当初固定」「完済まで固定する長期固定(全期間固定)」の2軸で選べます。保証料0円・一部繰上返済0円・上乗せ0円の全疾病保障付団信といった現行の強みはそのままに、金利上昇局面で返済額を確定させたい借り換え検討者にとって有力な選択肢です。最新の適用金利・事務手数料・団信の内容は、必ずSBI新生銀行の公式サイトでご確認ください。
※本記事は2026年6月時点の公開情報(SBI新生銀行 公式サイト等)に基づきます。金利・手数料・団信・各種条件は改定される場合があるため、最新情報は必ず公式サイトでご確認ください。

