PayPay銀行(旧ジャパンネット銀行)が住宅ローンへの参入を発表!
住宅ローン事業開始は2019年夏
日本で最初にネットバンキングサービスを提供したインターネット銀行のPayPay銀行(旧ジャパンネット銀行)が2019年夏ごろから住宅ローン事業に参入することを発表しました。(公式サイトなどでの発表はまだ行われていませんが、日本経済新聞が2018年8月21日付で報道しています)
報道記事では、住宅ローン事業への参入目的は、「貸出金を伸ばすことと」、「利用者にPayPay銀行(旧ジャパンネット銀行)をメインバンクにしてもらうこと」とされています。
PayPay銀行(旧ジャパンネット銀行)は2000年10月に日本初のネット銀行として開業し、楽天銀行(旧イーバンク銀行)、ソニー銀行などと共に歴史あるネット銀行の1つです。楽天銀行・ソニー銀行が住宅ローンを積極展開し、後発組のネット銀行にあたる住信SBIネット銀行やauじぶん銀行も住宅ローン事業に力を入れる中、大手ネット銀行の中で唯一住宅ローン事業を展開していなかったのですが、満を持しての参入とも言えますし、タイミングとして遅すぎるとも言えそうです。
住宅ローン事業の競争はさらに激化
いずれにしても、PayPay銀行(旧ジャパンネット銀行)は2018年2月からヤフーの連結子会社になり、今後はヤフー銀行のような存在になっていく可能性が高い状況です。PayPay銀行(旧ジャパンネット銀行)が住宅ローンに参入することで住宅ローンの利用者獲得競争はさらに激化していくことになりそうですね。
一方で、やはり、参入タイミングとしては遅い印象がありますが、ネット銀行で住宅ローンを借りている顧客は信用力の高い人に偏っていて利用者の拡大余地は十分あると判断しているとされています。そして、その課題を解決すべく融資審査にAIを導入することで、給料や勤続年数で審査する従来型の審査基準ではなく幅広いデータから返済能力などを見極めて融資を判断することを想定しているようです。
ポイントはYahoo!のもつビッグデータの活用か
上記の報道を読む限り、単純に信用力の低い人に住宅ローンを提供するのではなく。転職したばかりの人や、自営業、個人事業主などの住宅ローンの審査で不利とされているような職業の人が利用しやすい住宅ローンであったり、AIにより算出された結果で適用する金利が自動決定される住宅ローンなど、最後発だけに新しい住宅ローンを提供する可能性が高そうですし、期待したいところです。
住宅ローンの審査のAI化は徐々に進んでいますが、親会社のヤフーは国内有数のビッグデータを保有している企業でありその解析技術も国内有数です。親会社の技術力を最大限に活かせるのであれば、これまでにない最新の住宅ローンを提供できる可能性が高い銀行がPayPay銀行(旧ジャパンネット銀行)なのかもしれません。
と言っても提供開始は約1年後の2019年夏とのことなので現在進行形で検討中の人は他のネット銀行から比較検討するようにしましょう。
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