変動金利への借り換えメリットを徹底比較!
2021年1月金利更新
変動金利への借り換え効果を徹底比較!
三菱UFJ銀行・auじぶん銀行・住信SBIネット銀行・楽天銀行・ソニー銀行の住宅ローン変動金利を徹底比較!
今、住宅ローン金利は日本の住宅ローンの歴史上、最も低い水準で推移しています。特に変動金利の低金利は目立つ状況で0.5%を下回る低金利を提供している金融機関も多数あるほどで、数年前では考えられない低金利で住宅ローンを借り換えることができる状況です。変動金利は最も低金利な住宅ローンである一方、金利が上昇してしまうリスクがあるので、金利変動リスクを避けて固定金利を選ぶ人も存在しますが、半数以上の人は変動金利を選んでいます。(住宅金融支援機構・国土交通省のアンケートより)。
この特集ページでは、国内最大利用者を誇る三菱UFJ銀行の住宅ローンを1つの基準としながら、変動金利の住宅ローンに非常に力を入れて業界最低水準の低金利を提示しているauじぶん銀行・住信SBIネット銀行・楽天銀行の住宅ローンの変動金利に借り換えたときの返済額削減の効果を具体的にシミュレーションしています。
現在の住宅ローンの条件
今回の借り換え効果シミュレーションでは以下の条件を現在の住宅ローン借り入れ条件としたいと思います。もちろん、住宅ローン残高・残りの返済期間・適用されている住宅ローン金利次第で借り換え効果は変わってきますので、このシミュレーション結果を参考としつつ、ご自身の住宅ローンの借り入れ条件でシミュレーションして借り換え効果を確認するようにしましょう。
現在の住宅ローン残高 | 残りの返済期間 | 返済額(月) | 返済額(合計) |
---|
2,500万円 | 25年 | 99,984円 | 30,011,465円 |
住宅ローンの借り換え時にかかる費用(コスト)は?
住宅ローンの借り換えは新しく住宅ローンを組むことです。住宅購入時のように不動産会社へ支払う費用はかかりませんが、借り換えを行うためにはある程度の資金を用意しておかなければなりません。まずは、住宅ローンの借り換え時に必要となる諸費用について確認しておきましょう。
| 事務手数料 (税込) | 保証料 | 団信保険料 | その他費用 | 合計 |
---|
 | 33,000円 | 400,000円 | 無料 | 200,000円 | 633,000円 |
 | 550,000円 | 無料 | 無料 | 180,000円 | 730,000円 |
 | 550,000円 | 無料 | 無料 | 180,000円 | 730,000円 |
 | 330,000円 | 無料 | 無料 | 200,000円 | 530,000円 |
 | 44,000円 | 無料 | 無料 | 180,000円 | 224,000円 |
※その他費用は概算値。抵当権設定・司法書士費用・収入印紙代などを含みます。条件によって異なる。
※三菱UFJ銀行の住宅ローンの保証料は概算値。審査により異なる。
※auじぶん銀行、住信SBIネット銀行、ソニー銀行は印紙代不要なサービスを提供しているため2万円減額。
auじぶん銀行・住信SBIネット銀行の住宅ローンは事務手数料が借入額の2.20%(税込)かかります。ソニー銀行の住宅ローンの取り扱い手数料は44,000円(税込み)とずば抜けて安い価格を実現。楽天銀行の住宅ローン事務手数料は330,000円(税込み)で固定されていますが、金利・利息以外の諸費用の観点ではソニー銀行が1歩抜け出しています。
三菱UFJ銀行のは事務手数料はわずかですが、保証料がかかります。このシミュレーションでは40万円としていますが、住宅ローンの審査次第ではもっと高くなる可能性があります。そのほかでは、auじぶん銀行の住宅ローンは、日本で初めてネット完結で住宅ローンの契約を完了できるサービスを実現し、印紙税を不要とすることも可能になりましたので印紙税分節約できます。(住信SBIネット銀行・ソニー銀行も追随)
なお、auじぶん銀行・住信SBIネット銀行・楽天銀行はこの諸費用を住宅ローンの残高に組み入れて借り換えることも可能なサービスを提供していますので、必ずしも契約時に現金で用意しなければならないというわけではありません。
住宅ローンの借り換え後の返済額はどうなる?
| 金利プラン | 返済方法 | 2021年1月金利 | 返済額(月) | 返済額(合計) |
---|
 | 変動金利(保証料型) | 元利均等返済 | 年0.725% (ずーっとうれしい金利コース) | 約91,000円 | 約2,734万円 |
 | 変動金利 | 元利均等返済 | 年0.410% (全期間引下げプラン) | 約88,000円 | 約2,630万円 |
 | 変動金利 | 元利均等返済 | 年0.410% (通期引下げプラン )※ | 約8 8,000円円 | 約2,630万円 |
 | 変動金利 | 元利均等返済 | 年0.537% | 約89,000円 | 約2,672万円 |
 | 変動金利 | 元利均等返済 | 年0.807% (住宅ローン) | 約92,000円 | 約2,763万円 |
※ 審査結果によっては、金利に年0.1%上乗せとなる場合があります※シミュレーションは当サイトが実施。各銀行のシミュレーションで確認してください。
当然の結果とも言えますが、最も低い金利を提示しているauじぶん銀行の住宅ローンが元本・利息の合計返済額で最も少ない返済額となりました。住信SBIネット銀行も金利差は小さくわずかな差で追随しています。住信SBIネット銀行・auじぶん銀行の3つの住宅ローンは、毎月の返済額はわずか数百円の違いしかありません。ここまで低金利競争が進むと毎月の返済額ではわずかな差異になることがわかります。なお、三菱UFJ銀行の変動金利はもう少し低い金利が適用される可能性はあるのですが、住宅ローンの審査で最優遇金利適用という高い審査条件をクリアしなければいけませんので、ここでは年0.725%でシミュレーションしています。
【結果発表】変動金利への借り換え効果は!?
| 初期費用 | 総返済額 | 合計 | 節約効果 (合計) |
---|
 | 633,000円 | 約2,734万円 | 約2,797万円 | ▲約200万円 |
 | 730,000円 | 約2,630万円 | 約2,703万円 | ▲約297万円 |
 | 730,000円 | 約2,630万円 | 約2,703万円 | ▲約297万円 |
 | 530,000円 | 約2,672万円 | 約2,725万円 | ▲約210万円 |
 | 224,000円 | 約2,763万円 | 約2,788万円 | ▲約215万円 |
※シミュレーションは当サイトが実施。各銀行のシミュレーションで確認してください。
今回の条件では現在利用中の住宅ローンから住宅ローンの借り換えを行わずに住宅ローン返済を継続した場合、毎月の返済額は約10万円、総返済額(住宅ローンの元本+利息)は3,000万円でした。
住信SBIネット銀行、auじぶん銀行、楽天銀行のいずれの住宅ローンに借り換えたとしても、毎月の返済額は1万円以上の削減され、住宅ローンの借り換えにかかる初期費用を考慮したとしても総支払額で200万円以上の借り換え効果があることがわかります。
なお、住信SBIネット銀行もauじぶん銀行もほとんど総返済額に差異はありません。もっとも、いずれも住宅ローン業界の中でも最低金利水準で住宅ローンを提供している人気の住宅ローンなのでで、当たり前と言えば当たり前です。
まとめ
今月、もっとも借り換え効果が大きかったのはauじぶん銀行という結果になりました。auじぶん銀行は「がん50%保障(診断)、全疾病保障(入院)の2段階の疾病保障」が無料で付帯するという将来の安心感が非常に高い住宅ローンなので、金利の低さや総返済額の少なさだけでなく、将来の病気やケガに備えたいという気持ちがある人は、auじぶん銀行が最有力の選択肢になると思います。
なお、住宅ローンは審査に落ちる可能性が十分ありますし、満額融資してもらえないことはよくある話なのでできれば3つ、最低でも2つの住宅ローンに同時に申し込んでおくと良いでしょう。
今、住宅ローンの変動金利は歴史的低金利水準です。今回の事例では借り換え前の住宅ローンの金利が1.5%という条件でシミュレーションしましたが、現在の住宅ローンが1.0%程度であっても借り換え価値は十分にあります。そもそも疾病保障がセットできるだけでも十分価値があります。
住宅ローンの借り換え効果は、借り換えが遅れれば遅れるほど、今の住宅ローンでの返済が進めば進むほど小さくなってしまいます。できるだけ借り換え手続きを早めることが、借り換え効果を最大限にするコツです。住宅ローンの借り換えを考えているものの、なかなか重い腰があがらない・・・という人もこの借り換え効果を実感しつつぜひ借り換えを進めていきましょう。この特集が皆様の住宅ローンの借り換え比較検討の参考になれば幸いです。
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