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協同住宅ローンのフラット35の評判は?手数料は高い?

 

 

協同住宅ローン株式会社とは?

協同住宅ローン
 

協同住宅ローンは、主要株主の農林中金など、JAバンクグループの資金で1979年に設立された金融機関です。設立から40年と古い歴史がある金融機関です。

 

主な事業は住宅ローン(独自の住宅ローン・フラット35)の提供ですが、それ以外にもローンの保証業務なども行っています。東京と大阪に本社を構え、従業員170名の規模にも拘わらず営業収益は71億円(2024年3月期)を超えることも多くあるほどです。

 

今回は、そんな協同住宅ローン株式会社が提供するフラット35の評判や手数料などついて解説したいと思います。

 

協同住宅ローンのフラット35。結論としてはそれほど魅力があるというわけではありません。協同住宅ローンよりもよい条件でフラット35を借り入れできる金融機関は簡単に探し出せると思います。金利も事務手数料も割高と言わざるを得ず、人気の楽天銀行やアルヒでフラット35を申し込むフラット35と比べるとかなり見劣りしていると言わざるをえないと思います。

 

詳しくは金利手数料の比較表を用意していますので参考にしてみてください。一目瞭然で。

 

住宅建築・住宅購入の都合で不動産会社が紹介する住宅ローンを申し込む人は多く存在しています。また、農業を営んでいる人であればJAバンクグループ経由で協同住宅ローンのフラット35を紹介されることも多いと思いますが、その住宅ローンにしなければならないわけではありません。その住宅ローンを選んだからと言って返済に困ったときに助けてもらえるわけでもありませんので、住宅ローン(フラット35)を申し込むときは純粋に「条件が良い金融機関」を選ぶようにしましょう。

 

協同住宅ローンと各社のフラット35の金利・手数料を比較

細かく説明するより他の金融機関(フラット35融資件数で全金融機関1位のアルヒと銀行で1位の楽天銀行など)のフラット35と協同住宅ローンのフラット35の金利と手数料を比較してみましょう。

2024年8月現在、協同住宅ローンではフラットの取り扱いを中止している模様です。公式サイトに情報が掲載されておらず、住宅金融支援機構のホームページからも協同住宅ローンの情報が確認できなくなっています。

  事務手数料

フラット20

(借入期間:20年以内)

フラット35

(借入期間:35年以内)

協同住宅ローン(Aタイプ) 融資金額×2.20% 1.300% 1.560%
協同住宅ローン(Bタイプ) 55,000円(固定) 1.500% 1.760%
楽天銀行 融資金額×1.100% 1.460% 1.850%
アルヒ(店舗相談) 融資金額×2.20% 1.460% 1.850%
アルヒ(WEB申込/借り換え) 融資金額×1.100% 1.460% 1.850%

※融資率9割以下で比較。2024年8月時点。当サイト調べ。

 

協同住宅ローンのフラット35(Aタイプ)は、Bタイプと比較して金利が低いのですが、それでも人気の楽天銀行・アルヒのフラット35よりかなり高い金利水準です。Bタイプは事務手数料は低いですが、金利がAタイプよりもさらに高いので比較対象にするのも難しいぐらいの金利差があります。

 

事務手数料を比較しても楽天銀行やアルヒは協同住宅ローンのAタイプの半分にすることができます。「金利も低くて」「手数料も半額」のフラット35を選ばずに、協同住宅ローンのフラット35を選ぶ理由は正直無いな・・・という印象です。

 

フラット35はどこで申し込んでも商品性や審査基準は変わりませんので、協同住宅ローンのフラット35にこだわる理由は正直見つかりません。不動産会社も住宅を販売することがメインなので、紹介されたからと言って遠慮する必要は全くありませんので、しっかりと手数料が低いお得な金融機関に申し込むことをおすすめします。

 

ARUHIダイレクの借り換えで事務手数料が半額

ARUHIのフラット35の取り扱いシェア

 

 

協同住宅ローンのフラット35の評判・メリット

残念ながら筆者の周辺に協同住宅ローンのフラット35を利用している人はいませんし、調査しても協同住宅ローンでフラット35を利用している人の信ぴょう性が高い情報も見つかりませんでしたので、良い・悪い問わず正しい評判や口コミ情報をお伝えすることはできません。

 

一部、「取り立てが厳しい」という評判はありましたが、おそらくフラット35ではなく協同住宅ローン独自の住宅ローンに関する取り立てなのではないかと思います。フラット35は住宅金融支援機構が提供するので、金融機関によって取り立て方針が大きく変わることはないため。

 

協同住宅ローンのフラット35のデメリット

協同住宅ローンのフラット35は、フラット35選びでもっとも重要な「金利」「手数料」が高いうえに、特段便利な付帯サービスが用意されていなく、デメリットで極めて多い状況です。


協同住宅ローンのフラット35の審査基準

協同住宅ローンで取り扱っているフラット35は「最終的な住宅ローン審査」は住宅金融支援機構が定める基準や手続きに沿って実施されます。

 

事前審査は協同住宅ローンが判断する部分が多いのですが、フラット35は基本的には本審査に通過できるかがポイントです。フラット35自体は民間の住宅ローンよりも審査が通りやすいと言われています。それは協同住宅ローンを経由しても他の金融機関を経由してもかわりません。

 

協同住宅ローンのフラット35の事前審査と本審査

協同住宅ローンで取り扱っているフラット35は2段階で審査が行われます。最初に行われるのが事前審査で、これは簡易的な審査でしかないので比較的早く回答がありますが、事前審査に通っても本審査に落ちる可能性もあります。

 


協同住宅ローンのフラット35の団信

協同住宅ローンが独自でフラット35用の団信を提供しているわけではありませんので、住宅金融支援機構が提供する「機構団信」に加入することになります。フラット35は団信加入が任意ではありますが、将来への備えを考えて団信に加入できる人であれば基本的に加入するようにしましょう。

 

なお、機構団信は2017年10月にリニューアルして保険料が金利に含まれるようになりました。このリニューアルで団信の保険料を別途支払う必要がなくなり利用しやすくなったと共に、団信の保険料負担分、金利が高くなっています。これもどの金融機関を利用しても同様の条件です。


協同住宅ローンのフラット35のつなぎ融資

協同住宅ローンではつなぎローンも提供しています。ホームページ上では最新の金利を見つけることはできませんでしたが、つなぎ融資を利用したい人は相談してみるとよいでしょう。

 

なお、楽天銀行がつなぎ融資でもやや魅力的なサービスを提供していますので、つなぎローンを利用したい人は下記の比較表を活用して比較してみてください。

  事務手数料 金利
協同住宅ローン
楽天銀行(フラット35) 110,000円 年2.630%
アルヒ(フラット35) 110,000円 年3.475%
みずほ銀行 なし 年3.675%

※金利は2020年4月。当サイト調べ

 

まとめ

協同住宅ローン株式会社は農林中金・JAバンクグループの資金力と営業力をベースに利益を上げている金融機関ですが、フラット35を比較する限りでは協同住宅ローンにしなければ!と思えるようなメリットは特に見つけることができませんでした。

金利と手数料の両方の条件が他の金融機関より悪いですし、その他のサービスを見回しても特筆すべきメリットも残念ながらありませんでした。

 

フラット35の手数料・金利をもっともお得な水準にしたいと考える人は、楽天銀行やアルヒのフラット35を利用すると良いでしょう。(同じフラット35なのでどこを経由しても審査基準はほとんど変わりません)

 

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協同住宅ローンのプロパー住宅ローンは外国人も利用可能

協同住宅ローンのプロパー住宅ローンは国内の金融機関では極めて稀といえる、永住権のない外国人でも利用可能な住宅ローンを扱っています。2019年10月28日現在、国内で永住権のない外国人向けの住宅ローンを扱うのは共同住宅ローンと東京スター銀行程度しか見るけることができませんでした。

 

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