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三井住友銀行がヤフーと共同出資の金融サービス企業の立ち上げへ

<2024年7月21日追記>

ブレインセル社の設立から6年が経過していますが、同社のコーポレートサイトも会社概要ページが1ページ存在するだけでサービスや事業開始を行っている気配がありません。

ヤフー(Zホールディングス)はLINEとの事業統廃合や、PayPayサービスを強化を優先しており、同社の方向性が定まっていない可能性がありますね。

 

<2019年10月18日投稿>

2017年12月に合弁会社の設立を発表

2017年の年末に三井住友銀行がヤフーと住宅ローンなどの金融分野での協業を進めるべく、三井住友フィナンシャルグループとヤフーで共同出資(ヤフーが51%)で新たに会社を立ち上げ、金融商品の提供や開発を行うといった内容で報道されました。

 

2018年6月にブレインセル株式会社を設立

その半年後、2018年の6月にブレインセル株式会社という名前で予定通り合弁会社が設立されています。2019年10月の調べで、ブレインセル株式会社の従業員は26名。まだまだ規模は小さいですが、アプリの企画・開発やデータ分析を担っている会社のようです。

 

ブレインセル株式会社

 

ヤフーや三井住友銀行の規模で言えば1部署、1支店よりも小さな規模ですし、ホームページを見ても何も情報がありませんので、親会社の仕事をこなすような形で運営しているものと思われます。ちなみに2020年12月にホームページ(https://braincell.co.jp/)を確認しても何も情報がありませんでした。

 

フィンテック企業としてはちょっと寂しいホームページですし、金融にイノベーションを与えるというよりは親会社のために頑張ることが目的のフィンテック企業といった印象です。設立から1年以上経過していますので、グループ会社に提供したノウハウを外部に展開していくような、海外のフィンテック企業を凌駕するようなそんな企業にぜひ育ってほしいと思います。

 

Zホールディングス(ヤフー)と三井住友銀行の組み合わせで立ち上がったフィンテック企業である以上、日本を代表するフィンテックサービスをぜひ提供して欲しいですし、筆者個人としても大いに期待しています。

 

三井住友銀行は昔からネットで住宅ローンの簡易審査を行うサービスを提供していて、ヤフー不動産を訪問した人にそのサービス提供するとか親会社からもらったデータを分析してレポートするとか、よくわからないけどAPI的な金融サービスを作ってみるとか程度だとちょっと寂しいですね。「共同で会社を作ります」と発表した瞬間が一番注目されていた、というようなことにならないよう、今後の活躍を期待しましょう。

 

三井住友銀行の住宅ローンのデメリット・メリット・特徴はこちら

 

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