住宅ローン借り換え.jp

2019年10月の消費税増税で各社の事務手数料などは変更になります。詳細は各金融機関の公式サイトで必ずご確認ください。

全宅住宅ローンのフラット35の評判・審査・団信について

 

 

全宅住宅ローン株式会社とは?

全宅住宅ローンは2004年に「全国宅地建物取引業協会連合会(全宅連)」が立ち上げたフラット35を取り扱う金融機関です。

 

全宅住宅ローンの母体である全宅連は、北海道から九州の主要な都市に店舗を構え「日本にある不動産事業者(10万社以上)の約8割が加入する日本最大の業界団体」です。

 

全宅連に加入している不動産会社は、不動産を販売するときに全宅住宅ローンを紹介することも多いので名前を聞いたことがある人は多いと思います。逆に不動産会社から紹介されなければ名前を聞く機会はほとんどないかもしれませんが、マイホームを新築(注文住宅)しようとしている人は、名前を聞く機会は多いと思います。

 

今回は、そんな全宅住宅ローン株式会社が提供するフラット35の評判・審査基準・団信などについて特集したいと思います。

 

全宅住宅ローンのフラット35は、一言で言えば普通のフラット35です。金利や手数料が平均的な金融機関よりオトクなわけでもなければ、特段不利なわけでもありません。

 

事務手数料の割引キャンペーンを実施していることも多いですが、キャンペーンの手数料でも楽天銀行のフラット35より安い手数料になることはまずありませんし、ARUHIスーパーフラットのような低金利のフラット35を提供しているわけでもありません。

 

全宅住宅ローンはフラット35の手数料やオプションサービスなどの商品性で勝負しているというより、母体の全宅連の営業力で勝負している側面が強くあります。不動産会社経由で諸々のやり取りや手続きができますので、そのような手続き面倒と思う人が不動産会社から紹介された全宅住宅ローンのフラット35を利用している、といった形です。

 

ただ、「手数料を少しでも安くしたい」とか「金利を少しでも安くしたい」という人は、全宅住宅ローンのフラット35を不動産会社から紹介されたからといってそのままフラット35を申し込んでしまわないように注意する必要があります。(不動産会社からの紹介を断るのが気まずくてそのまま借りてしまう人が多いと思いますが、気まずさは一瞬です。数十万円単位のお金を捨てるだけの価値はありませんので、しっかりと自分で探すことを

 

全宅住宅ローンのフラット35は業界最低水準の金利でフラット35を提供していますが、そもそもフラット35は大半の金融機関が最低水準で横並びです。

今、フラット35の申込先を選ぶときに重要なのは手数料とオプションサービスです。まず、全宅住宅ローンのフラット35の手数料は2.16%。4,000万円のフラット35を2.16%の手数料で申し込んだら80万円以上支払うことになります。

 

例えば楽天銀行のフラット35(手数料1.08%)なら40万円ちょっとの支払いで済みます。40万円を無駄に払っても良いと思える人は別ですが、そんな裕福な人はそうそういないと思います。少し手続きを頑張るだけで40万円も節約できる可能性があるわけですから、間違いなくフラット35は手数料の低い金融機関に申し込むべきです。

 

なお、全宅住宅ローンでは事務手数料2万円分をキャッシュバックするキャンペーンを行っていますが、高額な事務手数料を支払う中での2万円です。やっていないよりは良いですが、最初から1%ぐらいの事務手数料で済む楽天銀行のフラット35など、事務手数料が少ない金融機関を選んだ方が圧倒的にオトクだということを忘れないようにしましょう。

 

なお、住宅建築・住宅購入の都合で不動産会社が紹介する住宅ローンを申し込む人が大半ですが、その住宅ローンを最終的に選ばなければならないわけではありません。また、その住宅ローンを選ばないからといって不動産会社の対応が悪くなることはありません。(そんなことで対応が悪くなる不動産会社とは付き合うべきではありませんし)

 

 

全宅住宅ローンと各社のフラット35を比較

早速ですが、全宅住宅ローンのフラット35の金利と手数料を主なフラット35取り扱い金融機関と比較してみましょう。(2019年9月時点)

  事務手数料

フラット20

(借入期間:20年以内)

フラット35

(借入期間:35年以内)

全宅住宅ローン(Aタイプ) 融資金額×2.16% 1.050% 1.110%
全宅住宅ローン(Bタイプ) 108,000円(固定) 1.250% 1.310%
楽天銀行 融資金額×1.08% 1.050% 1.110%
アルヒ(店舗相談) 融資金額×2.16% 1.050% 1.110%
アルヒ(WEB申込) 融資金額×1.08% 1.050% 1.110%
住信SBIネット銀行 融資金額×2.16% 1.050% 1.110%


Aタイプの場合、金利水準はフラット35業界最低金利水準で、ネットで人気の楽天銀行・アルヒ・住信SBIネット銀行のフラット35と同水準です。Bタイプは事務手数料を低く抑える代わりに金利が高くなるタイプです。

Aタイプと比べて金利が0.2%高くなるので、総合的には割高になってしまいます。初期費用を準備する費用がありますが基本的にはAタイプを選んだ方がよいでしょう。

 

なお、Aタイプの事務手数料は融資金額×2.16%となっていますが、前述したように、アルヒの専用WEBページ申込で1.08%、楽天銀行の1.08%(楽天銀行を返済口座にすること)などと比較すると2倍かかります。4,000万円の借り入れだと40万円も違ってきます。令和になった記念でキャンペーンも行っていますが、それでもまだ楽天銀行より金利が低く、銀行全体の優遇サービスを楽天銀行が提供していることを考えるとまだ差がありますね。

 

フラット35はどこで申し込んでも商品性や審査基準は変わりませんので、全宅住宅ローンのフラット35にこだわる理由は正直見つかりません。不動産会社も住宅を販売することがメインなので、紹介されたからと言って遠慮する必要は全くありませんので、しっかりと手数料が低いお得な金融機関に申し込むことをおすすめします。

 

楽天銀行のフラット35の詳細はこちら

アルヒのフラット35の詳細はこちら

 

全宅住宅ローンのフラット35の評判

基本的に全国にある宅地建物取引業協会に加入している不動産会社を経由して申し込むことになりますので、住宅購入と住宅ローンの窓口が一本化されてやり取りがカンタンと言うメリットがあります。

逆に不動産会社が住宅ローンの窓口も兼ねるので、全宅住宅ローンの担当者と直接やり取りすることは少なく、全宅住宅ローンの住宅ローンであることを意識せずに利用することになることが多いでしょう。

 

なお、不動産会社も住宅ローンを紹介することで収益があがるということもあり、提携している不動産会社であれば、積極的におすすめしてくるケースは多く、また、住宅購入の手続きを進める場合どこかの住宅ローンの仮審査に通過しておかなければならないことが多いので、そういった時に「とりあえず審査だけは必要なので」と審査手続きが進めていくケースも多くあります。

 

そのためか、全宅住宅ローンのフラット35は、「住宅ローンの審査がスムーズだった」「窓口が1つだけだったので楽だった」といった手続きに関する良い評判を目にします。一方で「手数料が安い」とか「金利が低い」という評判はほとんど目にしません。これは、全宅住宅ローンを利用した人は、住宅購入の一連の流れの中で住宅ローンを契約した人が多く、住宅ローンの金利や手数料を比較して選んだ人が選んでいないからかもしれません。

 

また、便利な付帯サービスやオプションサービスがほとんどないという点もデメリットの1つです。

 

全宅住宅ローンのホームページを見みるとわかりますが「借りた後のサービス」に関する情報がほとんどありません。「ご利用中のお客さま」というような利用している人向けの情報がないのです。貸したあとはしりません、と言うつもりではないと思いますが、アフターフォローや借り入れ後の相談がしやすい金融機関とは言いにくいですね。

不動産を売ってなんぼの業界を母体としているとこうなるのかな・・・という考えが頭をよぎってしまうのは否定できません。


全宅住宅ローンのフラット35の審査基準

全宅住宅ローンで取り扱うフラット35は「最終的な住宅ローン審査」は住宅金融支援機構により実施されます。

一方で、事前審査は全宅住宅ローンが行いますが、基本的には本審査に通過できるかがポイントです。フラット35自体は民間の住宅ローンよりも審査が通りやすいと言われています。それは全宅住宅ローンを経由しても他の300を超える金融機関を経由してもかわりません。

 

全宅住宅ローンのフラット35の事前審査と本審査

全宅住宅ローンで取り扱うフラット35は2段階で審査が行われます。まず、事前審査です。これは簡易的な審査でしかないのですぐに回答がありますが、事前審査に通っても本審査に落ちる可能性は十分にあります。

 

フラット35であればどの金融機関を経由しても審査結果は変わらないと思っておかなければなりませんが、できればフラット35以外の住宅ローンにも同時申込しておくと良いでしょう。


全宅住宅ローンのフラット35の団信

独自の団信を提供しているわけではありませんので、住宅金融支援機構が提供する「機構団信」に加入することになります。フラット35は団信加入が任意ではありますが、将来への備えを考えて団信に加入できる人であれば基本的に加入するようにしましょう。

 

機構団信は2017年10月にリニューアルして、「保険料を金利に含んで支払う」という民間住宅ローンに近い形になりました。このリニューアルにより団信の保険料を別途支払う必要がなくなり利用しやすくなったと共に、団信の保険料負担分、金利が高くなっています。


全宅住宅ローンのフラット35のつなぎ融資

全宅住宅ローンはつなぎ融資にも対応しています。2018年11月の全宅住宅ローンのつなぎ融資の金利は年2.900%、事務手数料は108,000円です。つなぎ融資について解説したコラムでも紹介していますが、主要フラット35提供金融機関のつなぎ融資の金利と比較した場合、手数料・金利ともに高くもなく、安くもないという水準です。

 

ちなみに楽天銀行がつなぎ融資でもやや魅力的なサービスを提供しているのは以下の比較表の通りです。

 

  事務手数料 金利
全宅住宅ローン 108,000円 年2.900%
楽天銀行(フラット35) 108,000円 年2.630%
アルヒ(フラット35) 108,000円 年3.475%
住信SBIネット銀行(アプラスブリッジローン) 108,000円 年2.675%
新生銀行(アプラスブリッジローン) 108,000円 年2.675%
みずほ銀行 なし 年3.675%

 

※住信SBIネット銀行と新生銀行の公式サイトにアプラスブリッジローンの掲載があります。両銀行経由でこの商品を申し込むことはできませんが、住宅ローンの申し込み後に、ブリッジローンの申込すれよいだけです。「ネット銀行の住宅ローンはつなぎ融資に対応していない」とか「注文住宅の場合フラット35のつなぎ融資が良い」と一人歩きしていますが、このような商品を利用することで注文住宅でも問題なくネット銀行の住宅ローンを利用できます。


全宅住宅ローンのフラット35の借り換え

フラット35からフラット35への借り換えは問題なく行えますので、全宅住宅ローンのフラット35を利用している人もフラット35への借り換えることができます。他社のフラット35から全宅住宅ローンのフラット35への借り換えももちろん可能です。全宅住宅ローンは借り換えの場合の事務手数料が半額に設定されていますので、フラット35の借り換え先としては候補になり得るでしょう。

 

まとめ

全宅住宅ローン株式会社は「全国宅地建物取引業協会連合会(全宅連)」が母体となっているという特徴がありますが、フラット35に関しては、普通の条件で提示している程度と考えておきましょう。

決して悪い条件を提示しているわけではありませんが、特筆すべきメリットも残念ながらありません。本当にお金を貸してくれるだけ、商品に色がないと言うと失礼な表現になってしまいますが、住宅ローンを利用している最中のサービスなどもありません。

 

全宅住宅ローンは手続き自体は楽です。ですので、手続きが面倒だと考える人は、不動産会社を介して契約をすすめていくことで良いでしょうし、つなぎ融資の金利やフラット35の手数料・金利をもっともお得な水準にしたいと考える人は、楽天銀行やアルヒのフラット35を利用すると良いでしょう。(同じフラット35なのでどこを経由しても審査基準はほとんど変わりません)

 

フラット35関連コンテンツ

 フラット35の金利はどうなる?金利動向を予想
 フラット35と民間住宅ローンの違い
 フラット35の団信を徹底比較&解説!(2017年10月リニューアル版)
 フラット35パッケージローンの比較・解説
 フラット35への借り換えのデメリットとは
 フラット35で団信加入は不要?
 つなぎ融資に対応した住宅ローン・フラット35は?

 

住宅ローン借り換え.jpのおすすめ特集

借り換えにおすすめの住宅ローンを様々な視点から徹底比較

 住宅ローン借り換えランキング
 大人気!変動金利への借り換え効果は?
 人気急上昇!10年固定への借り換え比較
 地方銀行の住宅ローン金利比較ランキング


住宅ローンの金利動向予想記事

 2019年の住宅ローン金利はどうなる?
 フラット35の金利はどうなる?フラット35の金利動向を予想!
 5年後・10年後の変動金利はどうなる?変動金利の今後を予想!

最新の住宅ローン金利一覧表

住宅ローン借り換え特集

住宅ローン関連新着情報

人気の特集記事ランキング人気の特集記事ランキング


住宅ローン借り換え基礎知識住宅ローン借り換え基礎知識