住宅ローン借り換え.jp

アルヒの変動金利住宅ローン「ARUHI変動S」のメリット・デメリットとは?

フラット35取扱件数で1位を獲得し続けているアルヒが、2018年8月から変動金利タイプの住宅ローン「ARUHI変動S」の取扱いを開始しました。

ARUHI変動Sは、アルヒと静岡銀行グループが業務提携して提供される住宅ローンです。住宅ローンそのものはARUHIが提供しますが、静岡銀行グループがその住宅ローンの保証業務を担当する形で提供されています。この特集記事ではそんな「ARUHI変動S」のメリット・デメリットについて解説しています。

まず、ARUHI変動Sの金利を確認しておきましょう。

ARUHI 変動Sの金利(2018年9月)

ARUHI 変動Sの2018年9月の金利

 

じぶん銀行や住信SBIネット銀行など、ネット銀行の多くが年0.4%~年0.5%程度の水準で変動金利を提供していること、また、10年固定金利もじぶん銀行などが年0.6%程度で提供していることを考えると、ARUHI変動Sの金利水準は割高になっていることがわかります。

 

後述しますが、提携先の静銀信用保証に支払うことになる保証料はこの金利に含まれてはいますが、それを考慮しても割高な水準です。さらに事務手数料が融資金額の2.16%支払う必要がありますので、通常であればこの住宅ローンを選択する理由はあまりなさそうです。

 

続いて、事務手数料・保証料・繰り上げ返済手数料・団信など住宅ローンの基本的な商品性について確認しておきましょう。

 

ARUHI変動Sの特徴

利用できる人

年齢:申込時の年齢:満20歳以上満65歳未満(完済時年齢が満80歳未満)

国籍:日本国籍または永住許可

雇用形態:正社員・自営業

年収:100万円以上

年間返済負担率:40%以内

※ARUHI 変動S以外の住宅ローン、自動車ローン、教育ローン、カードローンなどの返済も含む

 

資金使途

本人・家族が住む新築住宅の建設・購入資金、中古住宅購入資金、リフォーム資金

本人・親族が住む住宅のリフォーム資金

その他諸費用

借り換えには対応していない

 

団体信用生命保険

保険料はアルヒが負担。加入必須。(ARUHI団体信用生命保険)

 

保証料

住宅ローンの金利に含む

※「適用金利は、基準金利および保証料率をもとに決定される」とある。つまり、保証料率は審査によって決定されそれが金利に反映されるので実質としては保証料を負担

※保証会社は静岡銀行グループの静銀信用保証

 

事務手数料

融資金額の2.16%(税込)

 

繰上返済手数料

一部繰り上げ返済手数料:インターネットの場合は無料、店頭・郵送は1万円

全額繰り上げ返済手数料:5万円(インターネット受付無し)

 

ARUHI変動Sのメリット

金利・商品内容を確認する限りでは①金利が高い、②事務手数料も高い、③保証料も実質的に負担、④繰り上げ返済手数料も安くない、⑤団体信用生命保険への加入必須、⑥正社員か自営業の人しか利用できないとなっていますので現時点では競争力がある商品とは言いにくいと思います

一方で、メリットもいくつかありますので続けて、ARUHI変動Sのメリットを確認していきたいと思います。

 

驚異的な審査スピード

ARUHI変動Sの大きな特徴は「審査スピード」です。申し込み(事前審査)から融資実行まで最短で5営業日。申し込みの翌週中には借り入れまで完了できるという手続きの早さが最大のメリットと言えます。

 

小さ目の戸建て住宅にも対応

フラット35は戸建て住宅の場合70㎡以上、集合住宅の場合30㎡以上の床面積がある住宅が対象です。一方で、ARUHI変動Sは40㎡以上の戸建て住宅でも利用可能となっています。

例えば、じぶん銀行の住宅ローンを利用できるのは戸建て住宅の場合30㎡以上なので、ARUHI変動Sだけが比較的小さめの戸建て住宅に対応しているわけではありませんが、フラット35を利用と比較して利用できる物件の範囲が広めに設定されています。

 

返済負担率が40%まで

次のメリットはポイントは返済負担率の甘さです。通常、返済負担率は30%~35%が上限、実質的には20%~25%が借り入れ額の目安とされています。

ARUHI変動Sの場合、返済負担率は40%を上限としていますので、年収・収入に対して借り入れできる金額が多いことになりますので、他社の住宅ローンで希望金額が借り入れできなかったりするケースでもARUHI変動Sであれば満額融資してもらえる可能性があるでしょう。

例えば、年収100万円でフラット35を利用しようと思った場合の返済負担率は30%なので借りられる金額が大きく違ってきます。

 

年収100万円でも借り入れ可能

最後に挙げておきたいのが年収制限の低さです。「正社員」または「自営業」である必要がありますが年収100万円から利用できます。

 

事務所・店舗との併用住宅にも利用可能

店舗や事務所と併用した住宅でも利用可能で住宅部分の床面積が全体の1/2以上という条件を満たせば利用可能となっています。美容室や個人事務所など自宅を職場として利用しているケースなどに利用しやすいのは条件に該当する人にとっては大きなメリットです。

 

まとめ

結論としてARUHI変動Sは、「自営業・個人事業主で、節税の為に所得をできるだけ抑える努力をしている人が、自宅兼事務所として家を買ったり、リフォームしたいと考えた時の最有力の住宅ローン」だと思います。

 

まず、「正社員で年収100万円程度の人はほとんどいないと思いますが、自営業で年収100万円は十分にあり得ます。しかも、年収100万円の自営業が年収300万円や400万円のサラリーマンよりも経済的に余裕があることもよくある話です。自営業や個人事業主を営んでいる人は、税金を考えて可能な限り経費に計上して所得を抑えるように努力しているからですね。

 

 

「年収100万円以上」、「返済負担率40%まで」、「変動金利を中心に据えて融資可能額を最大化」、「自宅兼事務所でも利用可能」という4つを兼ねたARUHI変動Sは、節税の努力をしている自営業・個人事業主を行っている人向けに最適な住宅ローンと言えますし、ARUHIも明らかにそのような人にターゲットを絞ってこの住宅ローンを開発していますね。

 

節税を優先して所得を低くすると「住宅ローンを借りにくい」というデメリットが生まれます。

 

ARUHI変動Sは、事務手数料・保証料・繰上げ返済手数料・金利など、表面的な金利や商品性が優れているとは言いにくい住宅ローンかもしれませんが、住宅ローンを借りるために経費計上をあきらめて納税額が10%も20%が増えることに比べれば低い所得で高い金額を借り入れできるARUHI変動Sを利用した方がかなりオトクになるでしょう。

 

節税中の自営業・個人事業主の救世主的存在になりそうなARUHI変動S。上記のような条件を満たす人は、最寄りのアルヒ店舗に相談してみましょう。きっと、他の金融機関よりも良い返事がもらえることと思います。

 

アルヒへの来店予約はこちら

アルヒへの来店予約はこちら

 

※一般的に返済負担率40%は、住宅ローンの返済負担が大きく安定的に返済していくことが難しい水準です。毎月の返済額と収入をしっかり確認して無理のない返済計画になることをご自身で確認してから利用するようにしましょう。

 

住宅ローン借り換え.jpのおすすめ特集

借り換えにおすすめの住宅ローンを様々な視点から徹底比較

 住宅ローン借り換えランキング
 大人気!変動金利への借り換え効果は?
 人気急上昇!10年固定への借り換え比較
 地方銀行の住宅ローン金利比較ランキング


住宅ローンの金利動向予想記事

 2018年の住宅ローン金利はどうなる?
 フラット35の金利はどうなる?フラット35の金利動向を予想!
 5年後の変動金利はどうなる?変動金利の今後を予想!

最新の住宅ローン金利一覧表

住宅ローン借り換え特集

住宅ローン関連新着情報

人気の特集記事ランキング人気の特集記事ランキング

住宅ローン借り換え基礎知識住宅ローン借り換え基礎知識