ソニー銀行の住宅ローンがLGBTに対応
<2024年7月18日追記>
ソニー銀行では2023年5月1日より住宅ローンのペアローン・担保提供について対象者を拡大し、事実婚やすべてのパートナーの方に適用範囲を拡大しました。
また、パートナーシップ証明書の対象自治体を全国へ拡大しています。
ソニー銀行は今後も価値ある商品・サービスの提供を通じて、心豊かに暮らせる社会に貢献できるよう努めていきとしています。
<2018年4月5日投稿>
インターネット銀行のソニー銀行が2018年4月から住宅ローン・変動セレクト住宅ローンをLGBTに対応しました。これにより、同性パートナーでもソニー銀行の住宅ローンをペアローン形式で利用できるなど、幅が広がることになります。
1人で住宅ローンを借りる分には1人暮らしでも夫婦でもLGBTカップルでも関係ありません。ペアローンなど2人の力を合わせて住宅ローンを借りる時に今回の制度改正が力を発揮することになります。
LGBT対応住宅ローンの利用条件
ソニー銀行の住宅ローンを同性パートナーと共に利用するには、所定の合意契約に係る公正証書や任意後見契約の謄本、任意後見契約に係る登記事項証明書と、渋谷区が発行するパートナーシップ証明書のコピーの提出が必要になります。
LGBT(性的少数)とは
LGBTとは、女性の同性愛者を示すLesbian(レズビアン)、男性の同性愛者を示すGay(ゲイ)、両性愛者を示すBisexual(バイセクシュアル)、性同一性障害などの心身の性別不一致を示すTransgender(トランスジェンダー)の頭文字をとった言葉です。
ペアローン・収入合算とは
ペアローンとは、同居親族と一緒に双方が債務者として住宅ローンを利用する方法です。お互いが住宅ローンの契約主体者となりながらお互いが相手の連帯保証人になるという契約体系の住宅ローンです。収入合算とは、同居親族の収入を住宅ローンを借入する本人の収入に合算して住宅ローンを申し込む方法を言います。
LGBTに対応した住宅ローンはみずほ銀行・楽天銀行・琉球銀行が先行して対応を開始し、その後、2018年1月から三井住友信託銀行と住信SBIネット銀行が対応を開始していました。今回、ソニー銀行が対応したことでさらに選択肢が拡大したことになります。基本的に、選択肢が拡大すれば将来的には住宅ローンの借り換えも行いやすくなりますので良い傾向であることは間違いありません。
ただし、同性パートナーであることを証明するパートナーシップ証明書は東京都渋谷区などのほんの一部の自治体しか対応していません。今後、対応する自治体の拡大が期待されます。
様々な業界でLGBTへの対応が進んできました。今後も様々な金融機関がLGBTに対応することと思いますので続報を待ちましょう。
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