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日経銀行ランキング2026|みずほ信託が首位、借り換え先選びの見方

銀行ランキングと住宅ローンの比較検討をイメージしたイラスト

日本経済新聞社の「NIKKEI Financial(NF)銀行ランキング」2026年版は、みずほ信託銀行が初の総合首位、2位に福岡銀行、3位に三菱UFJ信託銀行という結果でした。事業承継や資産運用・管理の評価が高い信託銀行が上位を占めたかたちです。ただしこの順位は外貨預金から相続まで含めた銀行サービス全体の評価で、住宅ローンの借り換え先選びにそのまま使える順位ではありません。借り換えで効くのは総合力ではなく、適用金利と諸費用、そして自分の残債・残期間との相性です。ランキングの読み方と、借り換えで見るべき数字を分けて整理します。

 

日経銀行ランキング(NF銀行ランキング)とは

「NIKKEI Financial(NF)銀行ランキング」は、商品力やサービスの使いやすさで利用者がどの銀行を評価しているかを、日本経済新聞社が毎年分析しているランキングです。利便性・商品サービス・接客応対・企業姿勢・収益性の5項目について、利用者調査と公開データをもとに評価します(NIKKEI Financial 銀行ランキング 2026)。第17回(2021年3月発表)まで実施された日経金融機関ランキングを引き継ぐもので、2022年・2023年の中断を経て再開されました。

つまり「預金・投資・相続・窓口対応まで含めた銀行としての総合評価」であり、住宅ローン単体の競争力を測る指標ではない、というのが出発点です。

 

2026年版の結果|みずほ信託が初の首位、福岡銀行が13位から2位へ

2026年版の総合首位はみずほ信託銀行で、2025年の3位から順位を上げて初の首位となりました。2位には福岡銀行が前回13位から急浮上し、3位には三菱UFJ信託銀行が入っています。メガバンクの最高位は4位の三井住友銀行でした。

調査年総合1位総合2位総合3位
2026年みずほ信託銀行(初)福岡銀行三菱UFJ信託銀行
2025年SMBC信託銀行―(上位3行は信託銀行)みずほ信託銀行
2024年PayPay銀行楽天銀行ドコモSMTBネット銀行(旧・住信SBIネット銀行)

※2位以下の詳細順位は日本経済新聞の記事をご確認ください。順位は毎年更新されます。

項目別に見ると、「商品サービス」でもみずほ信託銀行が初の首位「企業姿勢」は福岡銀行が2025年の6位から1位「収益性」は三井住友銀行が首位でした。ネット銀行ではソニー銀行が前回の15位から12位へ順位を上げています。

2024年版はネット銀行(PayPay銀行・楽天銀行・ドコモSMTBネット銀行)が上位3行を独占していましたが、2025年・2026年は信託銀行が総合首位に立ちました。2025年版の首位だったSMBC信託銀行は2024年の7位からの浮上で、貯蓄から投資への流れが加速するなか、外貨預金・相続・資産運用といった専門性が評価された形です(出典:日本経済新聞「日経銀行ランキング、みずほ信託銀行が初の首位 2位は福岡銀行」)。

 

顧客満足度総合ランキング(過去の記録)

2020年に集計方法が変更され、第15回分のさかのぼりランキングが算出し直されました。以下は過去の顧客満足度総合ランキングの記録です。当時の評価であり、現在の順位ではありません

 

顧客満足度総合

ランキング

1位

顧客満足度総合

ランキング

2位

顧客満足度総合

ランキング

3位

第16回(2020年) ドコモSMTBネット銀行 東京スター銀行 みずほ信託銀行
第15回(2019年) みずほ信託銀行 ドコモSMTBネット銀行 ソニー銀行
第14回(2018年) みずほ信託銀行 尼崎信用金庫 大垣共立銀行
第13回(2017年) イオン銀行 みずほ信託銀行 ソニー銀行
第12回(2016年) ソニー銀行 京都中央信用金庫 イオン銀行
第11回(2015年) ソニー銀行 イオン銀行 ドコモSMTBネット銀行
第10回(2014年) ソニー銀行 セブン銀行(同率1位) ドコモSMTBネット銀行
第9回(2013年) ソニー銀行 ドコモSMTBネット銀行 りそな銀行
第8回(2012年) ソニー銀行 ドコモSMTBネット銀行 埼玉りそな銀行
第7回(2011年) ソニー銀行 ドコモSMTBネット銀行 大垣共立銀行
第6回(2010年) ソニー銀行 ドコモSMTBネット銀行 イオン銀行
第5回(2009年) ソニー銀行 ドコモSMTBネット銀行 埼玉りそな銀行

 

住宅ローンの借り換えでは「順位」より「毎月動く金利」を見る

総合満足度の首位は信託銀行に移りましたが、これは資産運用や相続まで含めた銀行サービス全体の評価です。住宅ローンの金利・手数料の水準は、ランキングの総合順位とは別の軸で決まります。住宅ローンは普段使いの銀行取引とは性質が異なり、低コスト体質の金融機関が有利な構造が続いてきました。2019年7月にはPayPay銀行(当時のジャパンネット銀行)が住宅ローンの取り扱いを開始するなど、ネット銀行の攻勢も続いています。

一方で、いま借り換えを考えるうえで年1回のランキング以上に重要なのが、金利が毎月動いているという事実です。当編集部が2026年9月に主要14の金融機関の公式サイトを実際に確認し、127件の適用金利を集計したところ、前月と比較できた127件のうち106件が引き上げ、21件が据え置き、引き下げは0件でした(当社調べ・2026年9月1日確認)。

2026年9月の当社実測127件の内訳。引き上げ106件、据え置き21件、引き下げ0件
銀行×商品×借入区分×金利タイプ×固定期間×融資率の組み合わせ件数。市場全体の統計ではありません。

この集計は「銀行×商品×借入区分×金利タイプ×固定期間×融資率」の組み合わせ件数で、市場全体の統計ではありません。それでも、同じ銀行でも先月と今月で条件が変わるという点は借り換えの実務に直結します。ランキングの順位は1年に1回しか動きませんが、あなたが実際に借りる金利は毎月見直され、しかも適用されるのは申込時ではなく融資実行日の金利です。

金利環境そのものも動いています。日本銀行の金融政策決定会合は2026年9月17日・18日に開かれ、結果が公表されるのは18日です(日本銀行 金融政策決定会合の運営・日程)。結論を先取りして動く必要はありませんが、自分のローンの適用金利・次の見直し時期・5年ルールや125%ルールの有無を、返済予定表と契約書で先に確認しておくと、どのタイミングでも判断が速くなります。

各行の最新金利を横並びで見たい方は住宅ローン借り換え比較ランキング、変動金利にしぼって比べたい方は住宅ローン変動金利比較ランキングが使えます。

 

借り換え先を選ぶときに見る5つの観点

借り換えで重視すべきは、適用金利の低さと諸費用(事務手数料・保証料など)の合計です。総合的な顧客満足度ランキングはあくまで参考にとどめ、「いくら得になるか」は、現在返済中のローンとの金利差・残債・残期間・諸費用で試算して判断しましょう。

比較の観点見るポイント備考
適用金利いまの金利との差(何%下がるか)実行日の金利が適用。表示金利に上乗せ条件がないかも確認
諸費用事務手数料(定率型か定額型か)・保証料・登記費用・印紙税定率型は借入額が大きいほど負担が増える
団信・保障上乗せ0%で付く保障の範囲、上乗せが必要な保障の金利借り換えは団信に入り直せる数少ない機会
金利の決まり方5年ルール・125%ルールの有無、見直し頻度返済額がいつ変わるかが変わる
手続き来店の要否、審査日数、必要書類実行日から逆算して余裕を持って動く

この5つを同じ前提(残債・残期間)でそろえて総支払額を出すと、ランキングの順位とは違う並びになることがよくあります。借り換えで減る利息が諸費用を上回るほどメリットが出やすく、逆に残債が少ない・残期間が短いほど諸費用を回収しにくい点は先に押さえておきたいところです。

諸費用の見通しの立てやすさという観点では、保証料0円・一部繰上返済手数料0円で、店舗相談とオンライン手続きの両方に対応しているSBI新生銀行も選択肢に入ります(事務手数料は借入金額×2.20%〈税込〉の定率型)。利用者の評価という切り口では、住宅ローン借り換えに特化したオリコン顧客満足度ランキングのほうが、銀行の総合ランキングより実感に近い場合もあります。

 

よくある質問

Q. 日経銀行ランキングの上位行なら、住宅ローンも有利ですか?

A. 直結しません。このランキングは利便性・商品サービス・接客応対・企業姿勢・収益性の5項目で銀行サービス全体を評価したもので、住宅ローンの金利や手数料の順位ではありません。借り換えの損得は、適用金利と諸費用を自分の残債・残期間で試算して判断してください。

Q. 2026年版で信託銀行が上位を占めたのはなぜですか?

A. 日本経済新聞は、事業承継や資産運用・管理の分野で顧客のニーズをくみ取った銀行が支持を集めたと伝えています。首位のみずほ信託銀行は「商品サービス」でも首位となり、「接客応対」「収益性」でも高い評価を得ました。

Q. 2025年と2026年で順位はどう変わりましたか?

A. 2025年版の総合首位はSMBC信託銀行(2024年の7位から上昇)で、2026年版はみずほ信託銀行が2025年の3位から首位へ。福岡銀行は13位から2位、ソニー銀行は15位から12位へ上げています。

Q. ランキングはいつ発表されますか?

A. 例年春に発表されます。2026年版は2026年4月に日本経済新聞とNIKKEI Financialで公表されました。年1回の更新なので、金利のように毎月動くものではありません。

 

まとめ:ランキングは「銀行選びの背景」、借り換えは「自分の数字」で決める

2026年版の日経銀行ランキングは、みずほ信託銀行が初の総合首位、福岡銀行が2位、三菱UFJ信託銀行が3位。ネット銀行が上位を独占した2024年版から、資産運用・相続の専門性が評価される流れへ移りました。ただし住宅ローンの借り換えで効くのは総合順位ではなく、適用金利と諸費用の合計です。当編集部の実測でも2026年9月は127件中106件が引き上げと、条件は毎月動いています。候補を2〜3行に絞り、同じ残債・残期間で総支払額を並べる——遠回りに見えて、これがいちばん確実な選び方です。

※本記事は2026年9月14日時点の公表情報にもとづきます。金利・手数料・ランキングの順位は更新されるため、最新の適用金利・手数料は必ず各金融機関の公式サイトでご確認ください。

参考・出典

 

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