芸能人の住宅ローン審査基準は?
一部の吉本興業の芸人が反社会的勢力のイベントに参加したなどして、謹慎騒動が話題になっている中で、その中の芸人の1人が住宅ローンの残高が多いと話題になりました。
他にもお笑い芸人のバナナマンの設楽統氏が都内に3億円~4億円とも言われる豪邸を購入したと言われ、当時、自身がパーソナリティを務めるラジオ番組で35年の住宅ローンを利用して購入したと発言しています。
住宅ローンを35年間返済するということは、35年間住宅ローンを返済できるだけの経済力・安定性があると判断してもらわなければなりません。住宅ローンの金額は明らかにはなっていませんが、これだけ長期のローンを組めたのは2016年で2位になるほど、番組出演が多い人気タレントだったからと言えます。もちろん、頭金・自己資金は相当な割合入れているとは思いますが。
芸能人の住宅ローン審査上の扱いとは?
一言で芸能人と言っても色々な種類の職業に分かれますので、芸能人の住宅ローンの審査上の扱いをひとくくりにすることはできませんが、当たりはずれが多く一般的には安定的な収入の維持からかけ離れている芸能人は、住宅ローン審査上は厳しく評価されることが多いようです。
ただし、芸能事務所に所属して給料という形で収入を得ている人もいれば、個人事務所を立ち上げている人などでの扱いもことなります。お笑い芸人の大半は事実上個人事業主と言われ、なかなか住宅ローンの審査上は厳しいのですが、芸能人だからと言って住宅ローンの利用を諦める必要はありません。ただし、一般的なサラリーマンとは異なる扱いで審査されることも多く、審査書類の提出も通常よりも多くなると覚悟しておくと良いでしょう。
過去の芸能人の皆様(特にバラエティ番組にでているような人)が、住宅ローン事情をテレビ番組・ラジオ番組で発言した内容などを参照すると、以下のような状況にあるようです。なかなか厳しいですね。
・過去3年間の所得証明の提出を求められることが多い
・印税収入など定期的な収入があるとプラスに評価される
・レギュラー番組などを持っていると定期的収入を得られやすいと評価される
・節税目的で所得を少なくしている年が過去3年にあると審査上は不利
・頭金・自己資金は多めにいれないとダメ
3億円・4億円は借りられないのでは?
一般的な銀行の住宅ローンは融資上限が1億円、フラット35は8000万円です。一部の金融機関で2億円程度を融資上限としていたりしますし、1億円が上限の銀行でも特例で1億円以上の融資を行うこともあるようですが、基本的に1億円程度が融資上限になると考えておいた方が良さそうです。
住宅ローンの審査に有効な対策は?
まず、頭金・自己資金の割合をできるだけ増やすことが重要になってきます。一般的には10%以上あると良いと言われる住宅ローンの頭金ですが、最低30%・できれば50%ぐらいは頭金として準備することがおすすめです。それだけの額を頭金に入れることができれば金融機関側も返済不能になっても物件を売却するなどして得られるであろうお金で融資金額を回収できると判断しやすくなります。
芸能人におすすめの住宅ローンは?
芸能人は自営業・個人事業主に近い住宅ローンの審査が行われがちなので自営業・個人事業主の審査の記事も参照して欲しいと思いますが、結論としてはフラット35がおすすめの住宅ローンと言えるでしょう。一般的な銀行では芸能人と言う職業を適切に評価してくれる可能性が低いとともに、フラット35は幅広い職業や雇用形態の人に住宅ローンを提供することが目的としてあります。真偽は定かではありませんが、フラット35を取り扱っているネット銀行では職業が芸能人であると告げたら、フラット35をおすすめすることもあるようです。
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