楽天銀行の住宅ローン(金利選択型)が残高7,000億円を突破!
楽天銀行が2021年6月末時点で金利選択型住宅ローンの残高が7,000億円を突破したことを発表しています。
金利選択型住宅ローンは2013年11月にスタートした比較的新しい住宅ローンですが、スタートしてからの残高の推移を確認してみましょう。
楽天銀行の住宅ローン(金利選択型)の残高の推移
2013年11月 | 金利選択型住宅ローンを取り扱い開始 |
2016年3月 | 残高1,000億円突破 |
2017年3月 | 残高2,000億円突破 |
2018年3月 | 残高3,000億円突破 |
2019年2月 | 残高4,000億円突破 |
2019年12月 | 残高5,000億円突破 |
2020年9月 | 残高6,000億円突破 |
2021年6月 | 残高7,000億円突破 |
取り扱い開始から1,000億円を突破するまでは2年以上かかっていましたが、1,000億円の突破をきっかけに残高増のペースが早まり、2021年までは毎年1,000億円の残高を積み上げていることがわかります。
それまでのペースを維持していれば、2024年には1兆円を突破していてもおかしくない流れでしたが、この数年楽天銀行は住宅ローンに力を入れていなかったことが融資残高からも分かりますね。
楽天銀行が2023年11月7日に2024年3月度の上期(2023年4~9月期)の決算発表を行っています。その際、楽天銀行の今後の住宅ローン戦略について触れられていて、楽天銀行の社長は「金利が上がれば、住宅ローン関連の貸し倒れが増える可能性が高い。もともと、中所得・高所得の顧客に絞って住宅ローンを提供していたが、今後はターゲットとする所得層をもう一段上げる」とコメントしています。更に、楽天銀行の住宅ローン残高が3月末から9月末にかけて46億円減っていることに対して、「金利が上がったとしても確実に返済できる顧客に絞った結果、住宅ローンの実行件数が減った」とまでコメントしています。
今後、戦略や考え方が変わることもあると思いますが、少なくとも楽天銀行は住宅ローンの審査を厳しくして無理に融資しない方針を取っていることがわかります。
これは借り換えの場合でも同じことですし、auじぶん銀行・SBI新生銀行・PayPay銀行のような、住宅ローンの貸し出しに積極的な銀行を選んだほうが良い条件で借りられる可能性が高いでしょう。
楽天銀行の住宅ローン(金利選択型)の特徴
- 変動金利の低金利と事務手数料が固定というバランスの良さ
- 店舗への来店不要。スキマ時間を使った手続きが可能
- 事務手数料・司法書士報酬・不動産仲介手数料などの諸費用もまとめて借り入れできる
- 団信の保険料無料はもちろん、全ての病気とケガを保障する全疾病保障も無料とがん50%保障が無料で付帯
- 楽天スーパーポイントが貯まる!楽天銀行のハッピープログラムでのランクアップ
楽天銀行の住宅ローン(金利選択型)は年収400万円以上の利用制限があります。これはメガバンクや信託銀行などの住宅ローンと比べても厳しい基準であり年収条件を満たせない人にとっては残念なことですが、年収400万円以上で収入が安定している人に限定して住宅ローンを貸し出すことで、住宅ローンの貸し倒れリスクをコントロールし、住宅ローンを低金利で貸し出すことを可能にしていると言えます。年収条件を満たすことができるのであれば、借り入れ先候補に入れておきたい住宅ローンです。
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