医療保険が値上げ?住宅ローン借り換えで医療保険の代替が可能?
2018年4月に11年ぶりに改定された「標準生命表」により、2018年、2019年と多くの生命保険料が値下げされました。
前回の改定は2007年に行われ40歳男性の場合1000人当たり年間1.48人が亡くなるデータになっていますが、2018年4月の改定で1.18人へと引き下げられる見込みです。生存率が約20%向上することを意味し、これに伴い死亡保険の保険料が値下げされたものです。
一方、死亡率の低下は病気や怪我などに対する保障である医療保険の支払いが増える事を意味し、保険料が上昇する可能性が高まることを意味します。実際、2018年にかけて値上げをした医療保険が散見されています。
いずれにしろ、 病気の早期発見・医療の高度化等により、各種病気の生存率は高まる傾向にあります。
住宅ローンでは団信(団体信用生命保険)という死亡や高度障害を保障する生命保険は一般的でしたが、近年ではケガや疾病に対する補償も充実してきていることをご存知でしょうか?
住宅ローンの借り換えにおいてケガや疾病に対する補償が充実している商品を選ぶことによりご自身が加入されている既存の生命保険や医療保険の見直しにより保険料の削減につながる可能性もあります。
今回は怪我や疾病に対する保障が充実している住宅ローン借り換えに向いている商品をご紹介したいと思います。
いずれも保障が無料、もしくは保険料が安価な住宅ローンをピックアップしています。
auじぶん銀行の住宅ローン「がん50%保障団信」+「全疾病保障」
auじぶん銀行が提供している「がん50%保障団信」+「全疾病保障」はがんと診断されるだけで住宅ローン残高が半分になる保障と、精神疾患以外で180日以上の入院が継続すると住宅ローン残高がゼロになる保障です。もちろん、死亡・高度障害を保障する一般団信も無料で付帯しています。
日本人の2人に1人ががんになるとされている時代であることを考えると、がんへの備えが無料でできるのはうれしいですね。
もちろん、がんへの備えを充実させたい方には「がん100%保障団信」へのグレードアップも年0.1%の負担で可能です。
ソニー銀行の住宅ローンの「がん団信50」「がん団信100」
ソニー銀行の住宅ローンにも無料付帯している、がんと診断されるだけで住宅ローン残高が半分になる保障ですが、注目したいのは「がん団信100」です。「がん団信100」はがんと診断されたときに住宅ローン残高がゼロになる保障でソニー銀行のがん保障には100万円の給付金や先進医療給付金も付帯される特徴があります。ソニー銀行では「がん団信100」が年0.1%の負担で付帯可能です。わずかな負担でがんと診断された際に住宅ローン残高がゼロになる保障は大きなメリットとなるでしょう。
SBI新生銀行の安心パック
SBI新生銀行では安心保障付団信という独自の団信を提供しており、症状の種類によらず保険会社所定の要介護状態が180日以上継続するか公的介護保険制度の要介護3以上に認定された場合に住宅ローン残高がゼロとなる保障内容となっています。安心保障付団信の特徴としては怪我や病気の種類が特定されていない、公的介護制度の要介護3以上という明確な保障の目安がある点でしょう。
医療の高度化により、病気や怪我で命を落とすことが減少していますが、その一方で、万が一の際には治療を続けながら家計を支えるという問題が発生してきます。こうした状況で、人生で最も大きな買い物である住宅ローンの支払いが大幅に軽減されるような住宅ローンは、ご家族の安心を支える意味でも非常に魅力的といえるでしょう。
厚生労働省のデータによれば、国民の約6%が何かしらの障害を持っているとされています。現在、日銀が導入した大規模金融緩和で歴史的な低金利が続いています。大規模金融緩和前に住宅ローンを組んだ方も、現在の金利水準であれば、住宅ローン借り換えによる大きなメリットを享受できる可能性があります。
総返済額の削減だけでなく、今回ご紹介したような保障の充実を住宅ローン借り換えのきっかけと考えていただければ幸いです。
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