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住宅ローン(対面)とネット専用住宅ローンの違いとは?

この特集ページはちょっとわかりにくい、『住信SBIネット銀行のネット専用住宅ローン』と『住宅ローン(対面)』の違いを解説しています。かなり似ている2つの住宅ローンですが、どちらの住宅ローンにしようか迷っている人は本ページを参考にしてください。

ネット専用住宅ローンはネット完結型の住宅ローンで住宅ローン(対面)は店舗専用の住宅ローンで商品付帯内容も微妙に違っているので、本ページで分かりやすく解説していきます。

「住宅ローン(対面)」は住信SBIネット銀行の商品であり、SBIマネープラザが住信SBIネット銀行の銀行代理業者として販売する商品です。

住信SBIネット銀行の取り扱う住宅ローン

住信SBIネット銀行では下記の住宅ローンを提供しています。(2023年3月現在)

  ポイント
ネット専用住宅ローン ネット申込に限定した住信SBIネット銀行の主力の住宅ローン。低金利と全疾病保障で人気。一部繰上返済手数料・保証料無料。なお、ネット専用住宅ローンからの借り換えが行えないとともに、ネット専用住宅ローンの提供元である三井住友信託銀行の住宅ローンからの借り換えは不可。三井住友信託銀行の住宅ローンを利用中の人は住宅ローン(対面)に借り換えも可能。
住宅ローン(対面)

店舗(SBIマネープラザなど)での申込に限定した住宅ローン。低金利と全疾病保障で人気を集めている点はネット専用住宅ローンと同様。店舗で相談できるインターネット銀行の住宅ローンとして注目を集めている。なお、ネット専用住宅ローンと全く同じ商品と勘違いしがちだが、金利設定や全疾病保障の条件に微妙な違いがあるので注意。住宅ローン(対面)(または、ミスター住宅ローン)を利用中の人はネット専用住宅ローンに借り換え可能。

住信SBIネット銀行のネット専用住宅ローンや三井住友信託銀行の住宅ローンからの借り換えにも対応している点はポイント。

※2015年ごろに”ミスター住宅ローン”をネット上で取り扱っていたことがありますが、現在は取り扱っていません。

この特集ページでは、金利設定や商品性が酷似しているネット専用住宅ローンと住宅ローン(対面)の違いについて解説しています。この2つの住宅ローンは同じようで細かいところでは違いもたくさんありません。それらの違いを把握したいと思っている人はぜひ最後まで読んでいただければと思います。

商品性の違いはこれから説明しますが、住宅ローン(対面)は店舗申込限定、ネット専用住宅ローンはネット申込限定住宅ローン(対面)は三井住友信託銀行の住宅ローンや住信SBIネット銀行のネット専用住宅ローンからの借り換えも可能という点がポイントです。

住信SBIネット銀行の住宅ローンのメリット

住宅ローン(対面)とネット専用住宅ローンの金利の違いとは?

それぞれの2023年3月7日時点での金利は以下の通りです。ここで紹介している金利タイプは全て同じ金利になっていますが、他の金利タイプには金利設定が異なるものがありますので注意しましょう。

最新金利・詳細は以下の公式サイトから確認ください。

ネット専用住宅ローン:住信SBIネット銀行公式サイト

住宅ローン(対面):SBIマネープラザ公式サイト

 

変動金利

(通期引下げプラン)

10年固定金利

(当初引下げプラン)

20年固定金利

(当初引下げプラン)

35年固定金利

(当初引下げプラン)

ネット専用住宅ローン

※ 審査結果によっては、金利に年0.1%上乗せとなる場合があります

年0.440%~(借り換えは年0.428%~) 年1.660%~ 年2.270%~ 年2.360%~

住宅ローン(対面)

※ 審査結果によっては、金利に年0.1%~年0.75%上乗せとなる場合があります

年0.375%~ 年1.350%~ 年1.890%~ 年1.970%~

※変動金利は通期引き下げタイプ、固定金利はいずれも当初引き下げタイプ。2023年3月。当サイト調べ。最新かつその他の金利タイプは各社の公式サイトで確認してください。

ここで、注意しなければならないことがあります。それは、「住宅ローン(対面)は住宅ローンの審査結果によって上記の金利に年0.1%~年0.75%上乗せされる可能性がある」という点です。ネット専用住宅ローンは審査結果で年0.1%上乗せされる可能性があります。両者の差は最大で年0.65%ですので大きな違いです。

利用者により適用する金利のルール(審査結果で金利を変える or 変えない)が違うので、実際には両方に申し込まないと、自分に有利な金利が提示されるのがどっちかわかりませんが、この2つの住宅ローンに同時に申し込むことはNGになっていますので、どちらかの住宅ローンを選んだ上で、同時に変動金利が住信SBIネット銀行と同等もしくは低い金利であるauじぶん銀行などの住宅ローンへの申し込みを検討すると良いでしょう。

auじぶん銀行の住宅ローンの申込はこちら

住宅ローン(対面)とネット専用住宅ローン 金利以外の違いは?

かなり商品性が似ていますが、住宅ローン(対面)⇔ネット専用住宅ローン間の借り換えができるという点は覚えておきたいところです。現在どちらかの住宅ローンを利用している人にとって、この点は重要なポイントかもしれませんね。

次に金利以外の違いを一覧にしてみました。細々とした点も入れると色々と違いがあることがわかります。

  ネット専用住宅ローン 住宅ローン(対面)
契約先  三井住友信託銀行 住信SBIネット銀行 
販売チャネル 住信SBIネット銀行のホームページ SBIマネープラザやローンプラザ(新宿、池袋、大手町、立川)など対面相談
来店必要有無 不要(ネット完結) 必要
契約 WEB(印紙不要) WEB(印紙不要)
ワイド団信 取り扱いなし 取り扱いなし
疾病保障 全疾病保障が無料付帯 全疾病保障が無料付帯(40歳未満の場合『スゴ団信』3大疾病50%保障も無料)
疾病保障引き受け会社 カーディフ損害保険 SBI生命保険
団信引き受け保険会社 カーディフ生命保険 SBI生命保険
その他付帯サービス ガン診断給付金特約(女性限定)が無料付帯 なし
保証料 無料 無料
事務手数料(税込) 2.20% 2.20%
一部繰上返済手数料 無料 無料
つなぎ融資 取扱いなし SBIマネープラザが取扱い
その他
キャンペーン

まず、ネット専用住宅ローンは来店不要・WEB上での契約完結などインターネット専業銀行ならではのサービスを実現している一方でミスター住宅ローンは店舗で相談を受け付ける対面でのサービスを前提としています。また、団信や疾病保障の保険引き受け会社にも違いがあり、出来上がった商品は似ていますが中身は別の住宅ローンと言えるぐらいなのです。

 

全疾病保障の内容は同じ?

次に住信SBIネット銀行の住宅ローンの人気の理由とも言える全疾病保障の保障内容を比較してみましょう。同じ全疾病保障と言う名前を使っていますが、保険引き受け会社も違いますし、8疾病保障以外の病気に対する保険金の支払い条件が異なっていますので注意しましょう。

   ネット専用住宅ローン 住宅ローン(対面)
待機期間  3ヶ月  3ヶ月
月々の返済に対する保障 8疾病 就業不能となった場合に12回(通算36回分)の返済が保障される  就業不能となった場合に12回(通算36回分)の返済が保障される
8疾病以外 入院により就業不能となった場合に11回(通算36回分)の返済が保障される 就業不能となった場合に21回(通算36回分)の返済が保障される(免責期間3ヶ月)
住宅ローン残高に対する保障 8疾病 就業不能状態が12ヶ月経過すると住宅ローン残高がゼロになる  就業不能状態が12ヶ月経過すると住宅ローン残高がゼロになる
8疾病以外 入院により就業不能状態が12ヶ月経過すると住宅ローン残高がゼロになる 就業不能状態が24ヶ月経過すると住宅ローン残高がゼロになる
 長期就業不能見舞金   なし 8疾病以外の疾病またはケガにより就業不能が12ヶ月継続すると30万円が支給される

主な違いを赤い太字で記載させていただきましたが、8疾病以外での保障に違いがあることが分かります。ネット専用住宅ローンでは8疾病以外では入院が前提になる一方、住宅ローン(対面)では自宅療養でも保障対象としています。

そこだけではネット専用住宅ローンの方が保障のハードルが高そうにも見えますが、就業不能状態が12か月なのか24か月なのかは大きな違いです(当然、12か月の方が保険金支払い条件としては有利)。結論、どちらかが一方的に優れているわけではありませんので、この違いを把握したうえでご自身の考えに合っている方を選ぶと良いでしょう。

ネット専用住宅ローンの全疾病保障の保障内容について

住信SBIネット銀行の住宅ローンの全疾病保障

審査基準は同じ?違いは?

次に住信SBIネット銀行の住宅ローンの審査基準の違いを見てみましょう。

   ネット専用住宅ローン 住宅ローン(対面)
年収 規定なし 規定なし
職業 正社員、自営業、派遣社員、契約社員、会社役員 正社員、自営業、派遣社員、契約社員、会社役員
勤続年数 規定なし 規定なし
ペアローン・収入合算 可能(LGBTでも利用可能) 可能(LGBTでも利用可能)

いずれも大きな違いはありませんね。ただし気をつけたいのが年収など明確な基準をうたっていない点です。ネット銀行では珍しいくらい住宅ローン審査基準があいまいとなっています。

 

まとめ

今回は、住信SBIネット銀行の2つの住宅ローン(正確にはネット専用住宅ローンは住信SBIネット銀行の親会社の三井住友信託銀行が提供)の違いについて解説しました。どちらの住宅ローンも非常に魅力的な水準の住宅ローン金利でおすすめできる住宅ローンですが、微妙に商品性や金利設定に違いがあります。全疾病保障の違いなどは利用者も気づいていなかったりしそうですが、いざという時に分かれ目になる

住宅ローン(対面)は、住宅ローンのプロに相談したうえで申し込みたいという人に適した住宅ローンでしょう。また、ネット専用住宅ローンよりも低い金利を提示してもらえる可能性のある住宅ローンの審査に自信のある人に向いている側面もあります。

来店不要で団信・疾病保障の申し込みがネットで完結し、紙ベースでの契約書がないため収入印紙が不要という利便性・コスト性を重視する方にはネット専用住宅ローンが適しているといえるでしょう。

この2つの住宅ローンは全く別の商品ですが、住宅ローン(対面)とネット専用住宅ローンに同時の申込みはできません。まずは気になるほうから申し込みをしてみましょう。

ネット専用住宅ローンの申込ページはこちら  

住宅ローン(対面)の相談予約はこちら  

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