日銀が5か月ぶりの指値オペを実施!長期金利はいったん低下へ
こちらの記事に記載の通り、7月に入り長期金利が上昇し5か月ぶりに0.1%を超える水準となり、マーケットは日銀が5か月前と同様に長期金を引き下げる動き、具体的には指値での買い入れオペレーションを行うかどうかに注目が集まっていましたが、本日、5か月ぶりの指値オペレーションを実施しました。
日銀による指値オペは、日銀が指定した価格で無制限に国債を買い入れる仕組みで、今回は長期金利の指標である10年もの新発国債について利回り0.110%で指値オペを実施しています。この指値オペで日銀がどの程度の国債を購入したかは不明ですが、債券マーケットでは「日銀が指値オペを行ったのでこれ以上利回りが上昇することはない」という観測が広がって、国債の売り(=利回りの上昇)が抑制されて買い戻す動きが拡大しました。
長期金利は0.085%まで低下
その結果、10年もの国債利回り(長期金利)は一時0・085%に低下しています。
世界的に中央銀行による金融緩和が縮小に向けた動きが盛んになりつつある中で、5か月前と同様の判断を日銀がとるのかが注目ポイントだったわけですが、日銀は現時点では長期金利が0.1%を超える水準まで上昇することを許容しない判断を行ったことになります。
8月以降の住宅ローン金利に大きな影響を与える今回の日銀の指値オペ。住宅ローンの借り換えをこれから申し込む人、またこれから考える人にとっては朗報と言ってよいでしょう。一方でマーケット内での金利上昇圧力が増しているのは事実です。日銀がいつまで長期金利のゼロ%誘導を続けられるか、引き続き注目する必要がありますが、いずれにせよ住宅ローンの借り換えは早めに終わらせておいた方が良さそうですね。
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