三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行が台風21号被災者の住宅ローン金利を優遇
三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行のメガバンク3行が台風21号の被災者に限定して住宅ローン金利を優遇することを発表しました。金利優遇は新たな住宅購入・新築・増改築とされ、住宅ローンの借り換えには対応していません。また、この金利優遇を利用するには被災証明書の提示が必要となっています。
台風21号被災者向け金利優遇の詳細
利用できる人 | 2017年の台風21号で被災した人、または、被災物件を保有している人 |
資金使途 | 災害復旧のための本人居住用の住宅・土地の購入など |
金額 | 50万円以上1億円以内 |
期間 | 1年~35年 |
優遇金利幅 | それぞれの銀行の店頭表示から-1.850% |
事務手数料 | 無料(保証会社に支払う事務手数料を優遇) |
期間 | 2017年10月27日~2018年3月30日 |
優遇は正確には2つ、1つは金利優遇(詳細は後述します)で、もう1つは事務手数料ですね。メガバンク3行ともに通常は33,000円の保証会社へ支払う事務手数料が無料となっています。
普段の最優遇金利を被災者に一律で適用
優遇金利は”店頭表示金利―1.850%の引き下げ”です。各社のホームページや商品ちらしを確認するとわかりますがメガバンク3行ともに普段から店頭表示金利から最大で―1.850%金利を引き下げていますので、今回の台風21号向けに対する金利優遇と通常の金利優遇に差がありません。
メガバンク3行は住宅ローンの審査で適用する金利変えていて、最優遇金利を適用してもらえるのは一部の審査結果が良好だった人たちだけです。今回の台風21号被災者向けの支援策は「住宅ローンの審査結果で最も良好だった人たちと同じ金利を適用する」という内容だということがわかりました。
今回の報道を目にしたとき、まさか被災者向けの金利優遇が普段の最優遇金利と一緒とは思いませんでした。であれば、メガバンク3行の最優遇金利よりもさらに金利が低い、auじぶん銀行や住信SBIネット銀行、自然災害に対する備えが付帯させることができるSBI新生銀行あたりの住宅ローンを選んだ方が良いですね・・・。
すでに、一部の地方銀行でも今回の台風21号被災者向けの金利優遇を発表していますが、国内の銀行を引っ張る立場でもあるメガバンク3行にはぜひもう少し金利優遇を頑張って欲しいものです。
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