みずほ銀行とソフトバンクの合弁会社がAIを活用した無担保ローン事業を開始
みずほ銀行とソフトバンクが2016年9月に発表していた日本初のAIを活用した個人向けローンサービス、J-Scoreは2017年9月25日に開始しています。
J-Scoreはみずほ銀行とソフトバンクが50%ずつ出資し、2021年6月時点でも50%ずつの投資割合に変化はありません。
J-Scoreは自社の特徴として以下の5つのポイントを挙げています。
- 全く新しいFinTechブランドであること
- 先進的なテクノロジーを活用して明快なスコアを提示していること
- 優れた商品サービス(商品性や手続き)
- 使いやすさ(快適な操作性)
- 店舗費用などが掛からない効率的な経営・サービス運営
Jスコアは「スコア・レンティング」と呼ばれるで方法で、信用力を点数化して貸し出し可否が判定されます。AIが審査してくれるという建付けですが、年収、家族構成、居住地などの基本的な質問に回答していくと1000点満点で信用力のスコアが提示されます。
18の質問以外にも任意の150程度の質問も用意しており、これに答えることで信用力のスコアの精度があがる仕組みです。サービス開始時点のスコアごとの貸付金利は下記のようになっていますが、最新のスコアについては公式サイトで必ず確認するようにしてください。
なお、ソフトバンクの孫社長は2016年9月の合弁会社立ち上げ時の記者会見で住宅ローン審査への応用の可能性にも触れていました。ソフトバンクのグループにはPayPay銀行がありますが、現時点ではAIを活用した審査は実現できていません。AIは住宅ローンの審査の枠組みを大きくかえるポテンシャルはあると思いますが、何十年もの間返済してもらう必要がある住宅ローンでの活用は難易度が高く、画期的な審査を取り入れる銀行はまだ登場していないのが実情です。
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